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小説BOC編集部 著
伊坂幸太郎、朝井リョウをはじめ8作家の競作企画「螺旋」も、今号を含め残すところあと2回。クライマックス突入で、ますます見逃せません! 作家特集は辻村深月を大特集。読み切りエッセイ特集は、新芥川賞作家・若竹千佐子、須賀しのぶをはじめ執筆陣が「カレー記念日」と題して、珠玉のエッセイをお送りします。吉田修一、誉田哲也、茅田砂胡をはじめ連載陣もますます快調の第9号です!
2018/10/26 刊行

湯川れい子 著
音楽は心と体を揺さぶり、たくさんの喜びを与えてくれます。音楽は地球で一番古い歴史ある医者。しかもなかなかの名医です。音楽評論家、DJ、作詞家として。世界のスーパースターとの不思議な交流。今も好奇心の赴くままに挑戦する著者の知られざるアナザーストーリーが満載のエッセイ集。
2018/10/26 刊行

阿古真理 著
好き嫌いがキッパリ分かれるパクチーの爆発的なブームとともに、いま日本には第二のアジア飯ブームが到来している。ガパオ、パッタイ、カオマンガイ……。いつから日本人はこれほどまでにスパイスとハーブの香りの虜になったのか。『Hanako』『きょうの料理』『オレンジページ』『dancyu』など時代を鮮やかに映しだしてきた雑誌や、アジアを舞台にした映画、小説、日本に急増する移民が広めた食文化を丹念に紐解きながら、日本人をとりこにしたパクチーとアジア飯の喜びの謎に迫る。のびゆくアジア、どこか懐かしいアジアを愛し、旅し、食べ歩いているすべてのニッポンの女子に贈る。アジア飯の魅力の源泉をさぐる一冊。
2018/10/26 刊行

安藤百福発明記念館 編
激動の時代に倒産、財産没収、投獄と波乱万丈の夫をひたすら支えた仁子さん。百福さんがチキンラーメン(インスタントラーメン)を発明したのも、仁子さんが天婦羅を上げている姿を見てヒントを得たという。仁子さんはまったくの私人で、いままで世の中にほとんど情報が出ていない。今回ドラマのために初めて親族や友人などにインタビューし、生前の手帳や日記をひもとき、その人間像がはじめて明らかになった。本書はその資料をもとにした「唯一無二の」評伝である。仁子さんの誕生から生家の浮き沈み、学生時代、百福さんとの出会いとその後の波乱万丈―。創業社長を支える妻でありながら、百福の先妻の子も分け隔てなく慈しみ、また社長となる息子も立派に育て上げ、社員からの信頼も厚かったという仁子さん。会社や夫、家族、社員とその家族の平穏を願って八十八箇所めぐりをし、工場や家に観音様をまつって祈り続けた。幾度もどん底を経験しながら、夫とともに「敗者復活」し、明るく前向きに生きた彼女のその人生に、さまざまな悩みに向き合う人たちへの答えやヒントがある――寒空のなかの1杯のラーメンのように、元気が沸き、温かい気持ちになる1冊。
2018/10/26 刊行

韓国参戦
大石英司 著
不幸なボタンの掛け違いからはじまった米中の戦争は、ホノルルを占拠した中国への報復として、米国側が海南島への上陸を果たす。その後、ホノルルの平和を回復し、香港での独立運動を画策しながら和平交渉を進めていた米国に対し、中国はここで思わぬカードを切ってきた。それは、韓国の裏切りだ。韓国の玄武ミサイルが九州へと向けられる中、日本はどう舵を取るのか?突然の韓国の離反、そのハレーションが同盟国に与える影響は――?緊迫する「第三次世界大戦」の行方を描く大石英司の新シリーズが開幕!
2018/10/26 刊行

巡査長 真行寺弘道
榎本憲男 著
53歳の真行寺弘道は、「巡査長」という肩書きが警視庁捜査一課で異例なだけでなく、きっちり公休を取り自宅のオーディオでロックを聴くのが楽しみという、刑事としてはかなりの変わり種。捜査の「お約束」である所轄刑事との相勤を避けて単独行動するなど、型破りな行動・言動で知られている。そしてこのベテラン刑事、ヒラなのに、やけにデカい事件に当たる。元警察官僚の尾関一郎衆院議員変死事件に続くヤマは、インド人変死事件。荒川沿いを流していた真行寺は、捜査員たちに出くわす。河川敷で死体が発見されたという。やがてこの死体はインド人男性のものであることが判明。死体の耳の周囲に残る火傷に着目し、事件性を感じた真行寺は、インドを専門とする若き研究者・時任の協力を得て真相に迫るが――。シリーズ第1巻『巡査長 真行寺弘道』が、読売新聞、しんぶん赤旗、産経新聞、「小説推理」、「stereo」など各紙誌で絶賛された、圧倒的なスケールの痛快エンターテインメント第2弾!
2018/10/26 刊行

鹿島茂 著
その明治維新、ちょっと待った! きれいごとだけでは語れない歴史の真実を、自己愛(ドーダ)の理論ですべて解明。水戸学、西郷隆盛、中江兆民、頭山満まで。歴史を動かしたのは、正義でも理念でもなく、人間の自己愛と虚栄心なのだ! 〈文庫版巻末特別対談〉片山杜秀
2018/10/26 刊行

古内一絵 著
あの「マカン・マラン」の原点がここに! 人気キャラ・シャールさん初登場作品です。自分の泳ぎばかり考え、周囲に興味がなかった龍一。しかし主将で幼馴染みのタケルがいなくなったことで退部者が相次ぎ、水泳部は降格の危機を迎える。残ったのは「プール好き」のアニオタ&水中歩行要員のみ。部の存続のため部員集めに奔走する龍一は、市民プールで水中を滑降するように泳ぐ〝人魚〟を見つけた。それは同じクラスの謎めいた美少女・雪村襟香で……?『快晴フライング』改題
2018/10/26 刊行

桂歌丸 著/長井好弘 編
噺を残すのは、噺家の使命。あたしたちの代で噺の数を減らしたら先人に申し訳ない――。小学四年生で噺家になると決心、「笑点」出演で一躍人気者になるとともに、古典落語の掘り起こしに取り組み続けた生涯をたどる、粋なひとり語り。持ちネタの舞台裏を語る「あたしのネタ帳」と口演速記『ねずみ』も収録。『恩返し 不死鳥ひとり語り』を改題。
2018/10/26 刊行

石井睦美 著
「ひぐま」こと樋口まりあは23歳。学業優秀だったにもかかわらず、人見知りの性格が災いしてか、就活をことごとく失敗し、冴えない日々を過ごしていた。そんなある日、祖母の紹介で、商社の面接を受けることに。そこは、米、粉、砂糖などを扱う、「コメヘン」という小さな食品商社だった。食品商社なら、大学で学んだ応用化学の知識を生かせるのではないかと意気込むまりあだったが、採用はよもやの社長秘書。入社したまりあは、通常の秘書業務に加え、ときに取引相手に、ときに社長の友人に、料理をふるまうことになる――。数々の児童文学賞を受賞した著者が贈る、心にも「おいしい」お仕事小説。【目次】商社コメヘン引き継ぎのお好み焼き苦しまぎれのTKG愛しのオムライスつめたいおにぎりふるさとの鬼まんじゅう
2018/10/26 刊行

大岡越前ふたたび
早見俊 著
大岡越前、最後のご奉公。老中の面前で下す、評定の裁きの行方は!? 本作は、宝暦年間、実際に起きた三河岡崎藩、藩主押し込め騒動をモデルとしている。藩主押し込めとは、乱行、乱心などで藩政を誤った主君を、家臣たちが座敷牢に押し込め、隠居に追い込むことをいい、幕府に黙認されることが多い。小説では、藩主派、反藩主派の御家騒動が、幕閣の知るところとなり、裁定が評定所に持ち込まれることになった。現地調査に向かった若き評定所留役・宇津木新五郎は、評定のメンバーである寺社奉行・大岡忠相に奮起を促す。評定の多数派を操る老中・松林備前守は、影で御家騒動の糸を引く。老齢に達したかつての名奉行は、はたして松林の陰謀を打ち砕くことができるのか。評定の場での裁きの行方はいかに……。文庫書き下ろし
2018/10/26 刊行

村井弦斎 著/村井米子 編訳
和洋中、四季折々、多種多様の料理をレシピと共に味わうグルメ小説の元祖。明治期空前のベストセラーを読みやすくコンパクトな現代語抄訳で初めて文庫化。美味しくてやめられない、これぞグルメ小説の元祖――若き大食漢・大原と、料理に凄腕を発揮する妙齢のお登和のラブロマンスとともに、和洋中、四季折々、膨大な数の各種料理の調理法を蘊蓄たっぷりに紹介。前代未聞のその手法と、滑稽味あふれるストーリーで絶大な人気を博した本書は、実用性を貴び家庭料理の近代化を説く、先見的な食の啓蒙書でもあった。食材、調理器具、栄養学、衛生にまで及ぶ圧倒的な情報量から、嫁入り道具としても重宝されたという明治期空前のベストセラーを、読みやすくコンパクトな現代語抄訳で初めて文庫化
2018/10/26 刊行

――原敬内閣一〇〇年に政党政治を考える
清水唯一朗 著
1918(大正7)年9月29日にわが国初の「本格的」政党内閣と称される原敬・立憲政友会内閣が誕生してから100年。日本の政党政治はどのような構造を持ち、どのような特質を持って続いてきたのか。清水唯一朗慶應義塾大学教授による「公論2018」。(『中央公論』2018年10月号より)
2018/10/25 刊行

――その強さと弱さ
田嶋幸三/清宮克幸/束原文郎/難波功士/辛酸なめ子/小林哲夫 著
パワハラ、悪質プレー、協会幹部の不正、買春騒動……。不祥事の背後に見える「体育会系気質」について、大学スポーツを中心に徹底検証。(『中央公論』10月号より)対談「サッカー&ラグビーW杯から見た課題 『監督に物申せる選手』と『DNAの継承』がカギだ」田嶋幸三×清宮克幸/「学歴差・男女差・競技差を直視せよ」束原文郎/「伝統墨守のバンカラから『taiikukai』へ」難波功士/「文化系女子のアメフト見聞記」辛酸なめ子/「ルポ 名門校から地方私大まで いまどき体育会、『就活支援合戦』のリアル」小林哲夫(敬称略)
2018/10/25 刊行

佐伯啓思/中西寬/待鳥聡史/岩村充/蓮池薫/礒﨑敦仁/道下徳成/西野純也 著
鼎談「場当たり的対応をやめ、ポスト平成の青写真を描け」佐伯啓思×中西寬×待鳥聡史/「『永久国債』で出口を探れ」岩村充/対談「日本政府は覚悟を持って拉致問題の交渉に臨め」蓮池薫×礒﨑敦仁/「激動する東アジアの安保環境 日本が対する四つのシナリオ」道下徳成/「朝鮮半島の新秩序構築に積極的な関与を」西野純也(敬称略・『中央公論』2018年10月号より)
2018/10/25 刊行