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山田詠美 著
灼熱の夏、彼女はなぜ幼な子二人をマンションに置き去りにしたのか。追い詰められた母親、死に行く子供たち。無力な受難者の心の内は、フィクションでしか描けない。圧巻の筆致で、虐げられる者の心理に分け入り、痛ましいネグレクト事件の深層を探る。本当に罪深いのは、誰――。迫真の長編小説。〈巻末対談〉春日武彦・山田詠美「子どもたちを救う道はどこに」収録
2021/11/30 刊行
雑誌『自然』より
湯川秀樹 著
一冊の本との出会いによって物理学を志した学生時代の回想から、講演「素粒子論はいずこへ」「科学の進歩と国際協力」、ノーベル賞授賞式への旅を綴った「旅のノートから」まで。科学雑誌『自然』に一九四七年から七五年にかけて発表したエッセイと講演を集成。文庫オリジナル。〈巻末対談〉水上勉×湯川秀樹「京都と日本を語る」(目次より)Ⅰ思い出すこと/学術の交流/旅のノートから/若い人々へ/仁科芳雄先生の思い出/科学の進歩と国際協力/研究者としての人間/二つの道を一つに/科学者の創造性/物理学者群像/日本の科学の一〇〇年Ⅱ素粒子論の現状と将来(湯川記念館開館記念講演)/素粒子論はいずこへ/理論物理学の伝統について/将来計画の意義/物理学の老化と若返り/素粒子論の現状と将来(素粒子論三〇年)ベータ崩壊の古代史〈巻末対談〉京都と日本を語る 水上勉×湯川秀樹
2021/11/30 刊行
血と汗のローマ社会史
本村凌二 著
奴隷制、円形闘技場……ローマ史を流血で彩った剣闘士(グラディエーター)の光と影。「ローマの平和」(パクス・ローマーナ)と讃えられた地中海世界帝国において、数百年にわたり、史上唯一の公認殺人競技がなぜ続いたのか? 剣闘士競技の起源や仕組みはどうなっているのか? 民衆はなぜ流血の見世物に熱狂したのか? 膨大な財政負担にもかかわらず、為政者や富裕者は何を期待して見世物を施そうとしたのか? 剣闘士とその競技を通して、ローマ帝国の権力、社会の構造の深層をさぐり、帝国の繁栄と変容、終焉への過程を辿る。
2021/11/30 刊行
吉行淳之介 著
大人と子供の領域を往還する少年。そのどこか醒めた目は何を見つめるのか。教科書で読み継がれた「童謡」、父とその連れの美女に伴われ伊豆大島へ赴く「夏の休暇」、二人の少年の間の危うい均衡を描く表題作など、思春期の波立つ心と体を澄んだ筆致でとらえた十篇。新たに随筆「子供の時間」他一篇を付す。〈巻末エッセイ〉安岡章太郎・吉行和子【目次】夏の休暇/暗い半分/梅雨の頃/斜面の少年/悪い夏/崖下の家/童謡/子供の領分/窓の中/春の声〈随筆〉子供の時間/私と教科書
2021/11/30 刊行
小池真理子 著
「僕が今、女を感じてるのは、夏子先生だけです」 出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を平穏に過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会い、その危険なまでの若さに触れた夏子は、目を背けてきた己の渇きに気づかされてゆく……。 ひとりの女性の陶酔と孤独を描く傑作長篇。 〈解説〉稲葉真弓〔著者のことば〕 誰もが、あからさまに「家族」の大切さを叫ぶ時代になって久しい。「家族」は人間にとって、最小単位の砦であり、「家族愛」ほど、愛の深さにおいて意味のある、健全で価値の高いものはないと見なされている。 とてつもなく嬉しいことが起こる。真っ先に誰に知らせたいですか、と聞かれる。誰もが「両親」「夫」もしくは「妻」「子供」と答える。 その健全さは微笑ましく、未来永劫、消えることはないかのように思われて、しかし、同時に、その健全な場所でこそ、人は苛立ったり、憎んだり、絶望したり、孤独の淵をさまよったりするのである。そこに「家族」がはらむ「魔」の部分がある。 (読売新聞2009年1月13日付、連載完結インタビューより抜粋)
2021/11/30 刊行
野口冨士男 著
二・二六事件前夜。判で押したような平凡な日常を送る平凡な一銀行員が、自分と周囲の小さな行き違いの果てに一線を踏み越えてしまう……。リアルな描写の積み重ねが予測不能のサスペンスを生む『風のない日々』に、戦後の復員兵による財閥令嬢誘拐事件を描いた『少女』併録。〈同時代批評〉井上ひさし〈解説〉川本三郎
2021/11/30 刊行
No.1578[骨、血管、脳――老化に負けない新習慣]
※『V6 26年間、僕ら6人を愛してくれてありがとう』『鈴木保奈美 「獅子座、A型、丙午。」』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・目次・表紙の私 木村多江・ジェーン・スー スーダラ外伝・〈特集〉骨、血管、脳――老化に負けない新習慣・対馬ルリ子 人生後半、健康のカギは女性ホルモンが握っている・冨士眞奈美×吉行和子 何度骨折したことか。満身創痍のわれらが歴史・中山久德 転ばぬ先の骨作りと転ばぬための筋力を・池谷敏郎 血管力を取り戻して、もう切れない、詰まらせない・カルーセル麻紀 脳梗塞に、脚の痛み。ある朝、目まで見えなくなった・劉勇 血流アップで脳もスッキリ!「長生き体操」のすすめ・中山あゆみ 〈ルポ〉「デイサービスたまや」のユニークな挑戦・読者体験手記 「お若いですね」と言われるヒミツ・伊藤比呂美 猫婆犬婆・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように・中村玉緒 夫・勝新太郎の思い出が生きる力を与えてくれる・自社広告・古市憲寿 私の書いた本・白石公子 読みたい本・高橋和枝 火曜日のくま子さん・新・心とからだの養生学 どう予防する?風邪、インフルエンザ・井原裕子 〈ヘルシーキッチン〉今どきのおせち・石田純子のおしゃれ塾・山本浩未の“自分肯定”ビューティ 自分を慈しむ、50代からの「フェムテック」・磯村勇斗 理想の自分に向かって大きく舵を切る・話題のアングル・藤原しおりのTOKYOで世界一周・ふくいひろこ いとし うるわし 京小物・おでかけランチ・ひぐちにちほ ひぐちさんちのお茶目っ子日記・自社広告・自社広告・LINEほかSNSのお知らせ・読者のひろば・愛読者グループ便り・中津川りえ 傾斜宮占い・五木寛之 忘れえぬ女性たち(最終回・ペギー葉山)・読者アンケート2022にご協力ください・〈第2特集〉愛子さまの歩まれた20年・〈思い出アルバム〉愛子さまを育んだご一家の愛情と教え・友納尚子 〈寄稿〉人を愛し、愛される皇族へ――・小田部雄次×辛酸なめ子×山下晋司 〈緊急座談会〉「公」と「私」が揺らぐ皇室、継承問題のゆくえは・佐藤愛子 小室眞子さんは汚濁が渦巻く世界の扉を開けた・関容子 堀口大學、十八代中村勘三郎……大スターたちの意外な素顔・自社広告・重松清 うつせみ八景・あさのあつこ 残陽の宿 闇医者おゑん秘録帖・村山由佳 ロマンチック・ポルノグラフィー・読者アンケートにご協力ください・読者のみなさまへ「月刊化」のお知らせ・阿川佐和子 見上げれば三日月・純烈・酒井一圭のお悩み相談室 脱衣所からこんにちは・インフォメーション&プレゼントボックス・次号予告・自社広告
2021/11/25 刊行
立川談志 著
吉行淳之介、色川武大、石原慎太郎、伊集院静――三十代から晩年まで、天才落語家が夜ごと語り合った六人の作家との対談、エッセイを収録。文庫オリジナル。
2021/11/19 刊行
石ノ森章太郎 著
将軍家斉のもと商工業が発展するが、飢饉が続き大塩の乱が起こる。清が英国に降伏するなど外患も深まり、老中水野忠邦は天保の改革で内政立て直しを図る。
2021/11/19 刊行
西條奈加 著
幼馴染の秋成と雨月は、人間の言葉を話す兎との出会いから、様々な変事に巻き込まれ――『雨月物語』をモチーフに描く、人の情念と怪異をめぐる九つの物語。
2021/11/19 刊行
三浦しをん 著
葉っぱの研究を続ける本村紗英が起こした大失敗。窮地に光を投げかけたのは料理人・藤丸の反応で――世界の隅っこが輝き出す日本植物学会賞特別賞受賞作。
2021/11/19 刊行
敵意
鈴木英治 著
不首尾に終わった捕物の責を負わされ、火付盗賊改役を罷免された雷蔵。元盗賊「匠小僧」や訳ありの剣の達人・六右衛門らと動き出したが……。書き下ろし。
2021/11/19 刊行
池波正太郎 著
幼き日の海苔弁当から大根の滋味に目覚めるまで。東京下町から仙台、フランス、スペインまで。味と人をめぐる美味しい話。〈巻末対談〉荻 昌弘「すきやき」
2021/11/19 刊行
杉本苑子 著
鎌倉幕府二代将軍源頼家の子であるがために、非情な権力抗争の波に弄ばされた美しい姫鞠子。その数奇な運命を描く歴史長篇。〈解説〉末國善己
2021/11/19 刊行
荒川洋治 編
現代詩作家・荒川洋治が昭和・戦後期の名篇を厳選。志賀直哉、高見順から色川武大まで全十四篇を収録した戦後文学アンソロジーの決定版。文庫オリジナル。
2021/11/19 刊行