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新装版
北方謙三 著
播磨の悪党の首魁には大きすぎる夢だった。おのが手で天下を決したい――楠木正成と出会った日から、大望が胸に宿った。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。寡兵を率いて敗北を知らず、建武騒乱の行方を決した赤松円心則村の生涯を通じ人の生き方を問う感動巨篇。第一章 遠い時第二章 意 地第三章 妖霊星第四章 決 起第五章 原野の風第六章 遠き六波羅
2021/12/28 刊行
新装版
北方謙三 著
倒幕はなった。だが恩賞と官位の亡者が跋扈する建武の新政に、明日があるとは思えなかった。乱がある――播磨に帰った円心は、悪党の誇りを胸にじっと待つ。そして再び、おのが手で天下を決する時はきた。足利尊氏を追って播磨に殺到する新田の大軍を、わずかな手勢でくい止めるのだ。赤松円心則村を中心に描く漢たちの軌跡。第七章 白き旗のもと第八章 征夷大将軍第九章 砕けし時第十章 旗なき者第十一章 野の花 解説 亀田俊和
2021/12/28 刊行
小谷賢/前田啓介/小山俊樹/及川琢英/福家崇洋/藤田俊/武田珂代子/永岡崇 著
(目次より)●昭和の弱点、令和の課題日本のインテリジェンスの過去と現在小谷 賢●特務機関とは何だったのか情報収集と工作を担った彼らの蹉跌前田啓介●近代日本の謀略と機密費小山俊樹●知られざる関東軍の実像及川?英●満洲事変と十月事件昭和史ダークサイドの淵源として福家崇洋●大正・昭和初期の陸軍と大衆・社会総力戦時代の到来から娯楽を介した軍民接近へ藤田 俊●戦時諜報活動と翻訳が交わる時日本海軍「甲事件」「乙事件」と米日系二世語学兵武田珂代子●宗教弾圧と「聖戦」殉教ロマンを超えて永岡 崇
2021/12/24 刊行
大島理森/松井孝治/山口那津男/佐藤優/砂原庸介/善教将大/山本健太郎/井上智洋/飯尾潤 著
(目次より)●〔対談〕衆院選の総括と求められる国会改革「聞く」岸田首相は参院選後に動き出す大島理森×松井孝治●〔対談〕国民は「混乱」を避け「安定」を求めた公明党が「勝ち」共産党が「負けた」理由山口那津男×佐藤 優●〔対談〕消極的支持で躍進した日本維新の会砂原庸介×善教将大●「野党共闘」の功と罪スタートに立つだけで精一杯だった立憲民主党山本健太郎●キシダノミクスが目指すべき道「新しい資本主義」とこれからの経済政策井上智洋●熱気なき総選挙と日本政治の屈曲点飯尾 潤
2021/12/24 刊行
== 特集 ==謀略と昭和史――戦前日本で蠢いたもの◆昭和の弱点、令和の課題日本のインテリジェンスの過去と現在▼小谷 賢◆特務機関とは何だったのか情報収集と工作を担った彼らの蹉跌▼前田啓介◆近代日本の謀略と機密費▼小山俊樹◆知られざる関東軍の実像▼及川?英◆満洲事変と十月事件昭和史ダークサイドの淵源として▼福家崇洋◆大正・昭和初期の陸軍と大衆・社会総力戦時代の到来から娯楽を介した軍民接近へ▼藤田 俊◆戦時諜報活動と翻訳が交わる時日本海軍「甲事件」「乙事件」と米日系二世語学兵▼武田珂代子◆宗教弾圧と「聖戦」殉教ロマンを超えて▼永岡 崇========= 特集 ==自公の正念場 野党の修羅場◆〔対談〕衆院選の総括と求められる国会改革「聞く」岸田首相は参院選後に動き出す▼大島理森×松井孝治◆〔対談〕国民は「混乱」を避け「安定」を求めた公明党が「勝ち」共産党が「負けた」理由▼山口那津男×佐藤 優◆〔対談〕消極的支持で躍進した日本維新の会▼砂原庸介×善教将大◆「野党共闘」の功と罪スタートに立つだけで精一杯だった立憲民主党▼山本健太郎◆キシダノミクスが目指すべき道「新しい資本主義」とこれからの経済政策▼井上智洋◆熱気なき総選挙と日本政治の屈曲点▼飯尾 潤=======〔対談〕◆コラムニストとは何者か書き手に必要な資質とSNS時代の変化▼小田嶋 隆×オバタカズユキ/構成:清野由美◆世界的大ヒット「イカゲーム」を生んだ韓国のソフト・パワー▼権容?◆「人は見た目が9 割」の誤解と真実▼竹内一郎◆内田光子、中村紘子から反田恭平、小林愛実までショパンコンクール日本人ピアニストの躍動▼高坂はる香新執筆陣【時評2022】●求められる野党のチェンジオブペース▼井上正也●暗号資産とリスクを取らないリスク▼坂井豊貴●GO Toトラベルと「コモンズ」▼小川さやか◆中国、ロシア、カザフスタン、キルギス……権威主義体制の変貌する統治手法▼東島雅昌《新連載》●現代中国と少数民族【第1回】ウイグル族はなぜ「悲劇」の民族になったのか▼安田峰俊《好評連載》●琉球切手クロニクル【第13回】大嶺政寛が描いた「失われた沖縄」▼与那原 恵●冒険の断章【第30回】冒険と芸術の共通点▼角幡唯介●炎上するまくら【第61回】芥川賞への第一歩▼立川吉笑●地図記号のひみつ【第20回】小中学生が考えた「老人ホーム」「風車」の記号▼今尾恵介《連載小説》●任?楽団【第11回】▼今野 敏●馬上の星──小説 馬援伝 【第9回】▼宮城谷昌光※「南洋のエレアル」は休載します。
2021/12/24 刊行
ホイジンガ 著/堀越孝一 訳
二十世紀を代表する歴史家ホイジンガが、フランスとネーデルラントにおける十四、五世紀の人々の実証的調査から、中世から近代にかけての思考と感受性の構造を、絶望と歓喜、残虐と敬虔の対極的な激情としてとらえ、歴史の感動に身をおく楽しみを教える。中世人の意識と中世文化の全像を精細に描きあげた不朽の名著。“この書物は、十四、五世紀を、ルネサンスの告知とはみず、中世の終末とみようとする試みである。中世文化は、このとき、その生涯の最後の時を生き、あたかも思うがままに伸びひろがり終えた木のごとく、たわわに実をみのらせた。古い思考の諸形態がはびこり、生きた思想の核にのしかぶさり、これをつつむ、ここに、ひとつのゆたかな文化が枯れしぼみ、死に硬直する――、これが、以下のページの主題である。この書物を書いていたとき、視線は、あたかも夕暮れの空の深みに吸いこまれているかのようであった。ただし、その空は血の色に赤く、どんよりと鉛色の雲が重苦しく、光はまがいでぎらぎらする。 いま、書いたものをよみかえしてみて、こう思う、もうすこし、この夕暮れの空に視線をとどまらせていたならば、にごった色もしだいに澄み、ついにはまったき澄明さにいたったのではなかったか、と。“(「第一版緒言」より)
2021/12/24 刊行
高橋是清 著 上塚司 編
生まれて四日にして仙台藩士の家に里子に出され、十四歳にして海外を放浪。帰国後、大蔵省に出仕するも失職と復職を繰り返し、やがて宮仕えに飽きたらず、銅山経営のため南米ペルーに渡る。失意の銅山経営から帰国した是清は、実業界に転身。銀行業界に入り、正金銀行頭取を経て、日銀副総裁へと出世する。折しも日露戦争が勃発、是清は祖国の命運を担い、外債募集のため、アメリカ、そしてイギリスへと赴くが……。破天荒な青春を経て財政の神様となった明治人の自叙伝。〈解説〉井上寿一
2021/12/24 刊行
ゲーテ 著/手塚富雄 訳
不朽の大作を、読売文学賞を受賞した翻訳史上画期的な名訳で贈る。第一部第二部の合本版。(第一部)あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年(第二部)無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。〈巻末エッセイ〉中村光夫
2021/12/24 刊行
永井陽之助 著
政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した『現代と戦略』第一部「現代と戦略」と、山本五十六の真珠湾奇襲、レーニンの革命とヒトラーの戦争など、〈愚行の葬列〉である戦史に「失敗の教訓」を探った『現代と戦略』第二部「歴史と戦略」の合本。岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」、自作解説インタビューを併録。〈解説〉中本義彦【目次】◎現代と戦略(Ⅰ 防衛論争の座標軸/Ⅱ 安全保障と国民経済――吉田ドクトリンは永遠なり/Ⅲ ソ連の脅威――軍事バランスという共同幻想/Ⅳ 有 事――日米運命共同体の幻想がくずれるとき/Ⅴ 戦略的思考――死こそ赤への近道/Ⅵ 摩擦と危機管理)◎歴史と戦略(戦略論入門――フォン・クラウゼヴィッツの『戦争論』を中心として/Ⅰ 奇 襲――「真珠湾」の意味するもの/Ⅱ 抑止と挑発――核脅威下の悪夢/Ⅲ 情報とタイミング――殺すより、騙すがよい/Ⅳ 戦争と革命――レーニンとヒトラー/Ⅴ 攻勢と防御――乃木将軍は愚将か/Ⅵ 目的と手段――戦史は「愚行の葬列」)◎付録(永井陽之助氏への〝反論〟〔岡崎久彦〕/対論・何が戦略的リアリズムか〔永井陽之助×岡崎久彦〕/インタビュー『現代と戦略』とクラウゼヴィッツ)◎解説(誤解を避けるために/人間学としての戦略研究〔中本義彦〕)
2021/12/24 刊行
永井陽之助 著
戦略を研究し戦史を読むことは人間性を知ることにほかならない――。クラウゼヴィッツ『戦争論』を中核とした戦略論入門に始まり、山本五十六の真珠湾奇襲、チャーチルの情報戦、レーニンの革命とヒトラーの戦争など、〈愚行の葬列〉である戦史に「失敗の教訓」を探る。『現代と戦略』第二部に自作解説インタビューを加えた新編集版。〈解説〉中本義彦【目次】 戦略論入門――フォン・クラウゼヴィッツの『戦争論』を中心としてⅠ 奇 襲――「真珠湾」の意味するものⅡ 抑止と挑発――核脅威下の悪夢Ⅲ 情報とタイミング――殺すより、騙すがよいⅣ 戦争と革命――レーニンとヒトラーⅤ 攻勢と防御――乃木将軍は愚将かⅥ 目的と手段――戦史は「愚行の葬列」インタビュー『現代と戦略』とクラウゼヴィッツ解説 人間学としての戦略研究 中本義彦
2021/12/24 刊行
永井陽之助 著
日本の国家戦略はいかにあるべきか――。政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した戦略論の名著。『現代と戦略』第一部に岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」を併録し、白熱の論争を再現する。文藝春秋読者賞受賞。〈解説〉中本義彦【目次】Ⅰ 防衛論争の座標軸Ⅱ 安全保障と国民経済――吉田ドクトリンは永遠なりⅢ ソ連の脅威――軍事バランスという共同幻想Ⅳ 有 事――日米運命共同体の幻想がくずれるときⅤ 戦略的思考――死こそ赤への近道Ⅵ 摩擦と危機管理 * 永井陽之助氏への〝反論〟 岡崎久彦対論・何が戦略的リアリズムか 永井陽之助×岡崎久彦解説 誤読を避けるために 中本義彦
2021/12/24 刊行
ルイス・フロイス 著/松田毅一/川崎桃太 訳
16世紀後半に来日し30年余り滞在したイエズス会の宣教師フロイスによる「日本史」の完訳版。毎日出版文化賞、菊池寛賞受賞作。全12巻のうち豊臣秀吉篇Ⅰ・Ⅱ(4・5巻)を収録する。豊臣秀吉篇Ⅰ(4巻)大坂築城がなりバテレン一行を接見する秀吉と城内の様相を臨場感豊かに描く。諸国征伐を終えた秀吉は、高山右近を追放し、キリシタン禁教令を布く。豊臣秀吉篇Ⅱ(5巻)後陽成天皇の聚楽行幸、遣欧使節の謁見、小田原北条氏征伐など、全盛期の秀吉を描く。天下人となった「暴君」秀吉の野望はついに朝鮮侵寇に至る。
2021/12/24 刊行
石光真清 著/石光真人 編
中公文庫『新編・石光真清の手記』全四巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。明治元年に生まれ、日清・日露戦争に従軍し、満洲やシベリアで諜報活動に従事した陸軍将校の手記四部作。新発見史料と共に新たな装いで復活。(一) 西南戦争・日清戦争故郷熊本で西南戦争に遭遇した後、陸軍士官学校に入り、日清戦争に従軍するまでを綴る。未公開だった手記『思い出の記(抄)』及び小説『木苺の花』を併せて収録する。(二) 義和団事件明治三十二年、諜報活動に従事すべく、ロシアの進出著しい満洲に入った石光陸軍大尉。そこは、中国人、ロシア人、韓国人、コサック、そして日本人など多彩な民族の坩堝であり、日本人娼婦を妻とする中国人馬賊が疾駆する大地だった。未公開手記『得体の知らぬ日本人』『因果物語ほか』等を収録。(三) 日露戦争/長編小説・曹長の妻日露開戦。陸軍少佐となった石光は第二軍司令部付副官として出征する。終戦後も大陸への夢醒めず、幾度かの事業失敗を経て、ついに海賊稼業へ。やがて明治という時代は終焉を迎える……。新編刊行に際し、未公開の手記『思い出の記 放浪生活時代』、短編小説『惨劇の夜の思い出』や秘蔵写真多数、そして電子版のみ、著者唯一の長編小説『曹長の妻』を収録。(四) ロシア革命世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。時代を裏側からささえていた一軍人の手記、完結。
2021/12/24 刊行
松岡正剛 著
中公文庫『遊学Ⅰ』『遊学Ⅱ』を合本したものです。既存電子書籍版と内容に変更はありません。古今東西より選ばれし知の巨人たち149人を評じた松岡遊学の原点。伝説の雑誌「遊」より生まれた渾身の著。Ⅰ巻はピタゴラスからエジソンまで。Ⅱ巻はユイスマンからマンディアルグまで。
2021/12/24 刊行
白川静 著
『初期万葉論』万葉集の「見る」という語は、自然に対して交渉し、霊的な機能を呼び起こす語であった。人麻呂の解析を中心に、呪歌としての万葉歌、秘儀の方法としての歌の位置づけを明らかにする。人麻呂の挽歌を中心に古代日本人のものの見方、神への祈りが鮮やかに描かれる、それまでの通説を一新した、碩学の独創的万葉論。『後期万葉論』中国の文学や思想の影響が強まった万葉後期、変容する古代国家が残した歌は、その時代の心のありようを伝える。旅人・憶良・家持の分析を中心に、七夕などこの時期からの風習や言葉についても明らかにする。『初期万葉論』に続く、独創的万葉論。人麻呂以降の万葉歌の精神の軌跡を描き、文学の動的な展開を浮かび上がらせる。
2021/12/24 刊行