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車谷長吉 著
「あのな、ええことおせちゃる。」――鬼気迫る母親の一人語り「抜髪」、平林たい子賞、川端康成賞受賞の表題作二篇ほか、私小説の真髄を示す佳篇を精選。さらに講演「私の小説論」と随筆一篇を併録した直木賞作家の文庫オリジナル選集。〈巻末エッセイ〉高橋順子〈解説〉井口時男■目次木枯し/抜髪/漂流物/変/武蔵丸/狂/「鹽壺の匙」補遺/直木賞受賞修羅日乗(随筆)/私の小説論(講演)〈巻末エッセイ〉けったいな連れ合い(高橋順子)〈解説〉井口時男
2022/02/28 刊行
ハッカー黒木の告白
榎本憲男 著
日本経済復活のフィクサーか? 廃れゆく伝統文化の守護神か?天才ハッカーvs.金融資本主義イランの核施設破壊プロジェクト「オリンピックゲーム」にもCIAの情報職として参加した経験を持つ天才ハッカーの黒木が、和歌山の世界遺産・熊野古道の中辺路に現れた。伝統工芸を研究する大学院生・柴田澪と出会った黒木は、彼女をある試みに誘う。彼はそれを「実験だよ、金融資本主義に抗うための」と嘯くのだが――。黒木は、金融市場が拡大し続ける世界を相手に、何を目論んでいるのか? 現在を分析し未来を予見する、興奮の知的エンタメ巨篇。【目次】稲妻気前のいい客長い長い夜夜明けの柴田ツタエテ TSUTAE‐TEチャンス!神々の黄昏また逢う日まであとがき
2022/02/28 刊行
堂場瞬一 著
――社内で自分を見る目が変わったと思う。陰口も耳に入ってきた。「今時土下座なんかあり得ない」「典型的な社畜」「出世のためなら何でもやるのかよ」そう、会社のためなら何でもやる。大手メーカー・タチ自動車は自動運転実験中に衝突事故を起こす。警察は発表しなかったが、数日後、この事故の記事が東日新聞に掲載される。情報はどこから漏れたのか? 総務課係長の伊佐美を中心に「犯人探し」のチームが発足するが……。新聞記者、内部告発者、そして「社畜」。それぞれの正義が交錯する、圧巻の経済小説。
2022/02/28 刊行
台湾・客船紀行集
内田百閒 著
台湾はいつでも小鳥が啼いている。お正月に朝顔が咲き出す。まあ一ぺん来て御覧なさい――一九三九年十一月、精糖会社専務の友人に招かれ、鉄路で縦断した台湾紀行をはじめ、日本郵船の嘱託として主宰した船上座談会など、太平洋戦争開戦前夜の客船周遊記を集成。文庫オリジナル。〈解説〉川本三郎(目次より)Ⅰ不心得/大和丸/東支那海/屏東の蕃屋/小列車/基隆の結滞/時化/砂糖黍/玄冬観桜の宴/バナナの菓子/蟻と砂糖/戻り道/船の御馳走/航路案内/迎暑/神風機余録/蕃さんと私/*当世漫語(昭和十四年十二月)/蓬莱島余談(昭和十五年七月)Ⅱ波光漫筆 鎌倉丸周遊ノ一/入船の記 鎌倉丸周遊ノ二/三ノ宮の乞食 鎌倉丸周遊ノ三/風穴 鎌倉丸周遊ノ四/山火事/流民/岸壁の浪枕/出船の記/門司の八幡丸/タンタルス/波のうねうねⅢ新造/婦人接待係/沖の稲妻/虎を描いて/狗に類する/しっぽり濡るる〈解説〉川本三郎
2022/02/28 刊行
新装版
北方謙三 著
室町幕府の権力は、足利尊氏・高師直派と、尊氏の実弟直義派に二分されていた。二派の激突は、もはや避けられない。幕府の権力闘争と南朝の動きを睨みつつ、打算で離合集散する武士たち。熾烈極まる骨肉の争いの渦中で、将軍尊氏はなぜ、佐々木道誉を欲したのか。対する道誉は、人間尊氏に何を見ていたのか――。【目次】第六章 花一揆第七章 橋勧進第八章 騒擾やまず第九章 無窮第十章 尊氏は死なず 解説 大矢博子
2022/02/28 刊行
新装版
北方謙三 著
毀すこと、それがばさら――。六波羅探題を攻め滅ぼした足利高氏(のち尊氏)と、政を自らつかさどらんとする後醍醐帝との暗闘が風雲急を告げる中、「ばさら大名」佐々木道誉には、毀したいものがあった。数々の狼藉を働きつつ、時代を、そして尊氏の心中を読む道誉。帝が二人立つ混迷の世で、尊氏の天下獲りを支えながらも、決して同心を口にしようとはしなかったが……。【目次】第一章 激流第二章 京より遠く第三章 いかなる旗のもとに第四章 征夷大将軍第五章 猿の皮
2022/02/28 刊行
新装版
北方謙三 著
毀すこと、それがばさら――。六波羅探題を攻め滅ぼした足利高氏(のち尊氏)と、政を自らつかさどらんとする後醍醐帝との暗闘が風雲急を告げる中、「ばさら大名」佐々木道誉には、毀したいものがあった。数々の狼藉を働きつつ、時代を、そして尊氏の心中を読む道誉。帝が二人立つ混迷の世で、将軍尊氏はなぜ、佐々木道誉を欲したのか。対する道誉は、人間尊氏に何を見ていたのか――。【目次】第一章 激流第二章 京より遠く第三章 いかなる旗のもとに第四章 征夷大将軍第五章 猿の皮第六章 花一揆第七章 橋勧進第八章 騒擾やまず第九章 無窮第十章 尊氏は死なず 解説 大矢博子
2022/02/28 刊行
立花宗茂
上田秀人 著
乱世に義を貫き、天下人に「剛勇鎮西一」と恐れられた猛将の、対島津から対徳川までの奮闘と懊悩を精緻に描いた、中山義秀文学賞受賞作。〈解説〉末國善己
2022/02/22 刊行
尾崎一雄 著/荻原魚雷 編
生死の境を彷徨い「生存五ケ年計画」を経てたどり着いた境地。「暢気眼鏡」の作家が、脱力しつつ前向きな日常を味わい深く綴る。文庫オリジナル。
2022/02/22 刊行
新装版
北方謙三 著
乱世到来の情勢下、大志を胸に雌伏を続けた悪党・楠木正成は、倒幕の機熟するに及んで寡兵を率い強大な六波羅軍に戦いを挑む。北方「南北朝」の集大成。
2022/02/22 刊行
新装版
北方謙三 著
巧みな用兵で大軍を翻弄。京を奪還し倒幕を果たした正成だが……。悲運の将の峻烈な生を迫力の筆致で描いた北方「南北朝」感涙の最終章。〈解説〉細谷正充
2022/02/22 刊行
新版
宇能鴻一郎 著
芥川賞作家にして官能小説の巨匠。唯一無二の作家が、日本各地の美味佳肴を求めて列島を縦断。貪婪な食欲と精緻な舌で綴る味覚風土記。〈巻末対談〉近藤サト
2022/02/22 刊行
私の文章作法
清水幾太郎 著
文章術は泥棒に学べ!? 日本語を知り、よい文章を書くための34の方法。ロングセラー『論文の書き方』の著者が説く、体験的文章指南。〈解説〉斎藤美奈子
2022/02/22 刊行
石ノ森章太郎 著
日本列島に現れた人類は、火を操り石器を作り使って氷河時代を生き抜き、およそ一万二千年前、温暖化とともに定住生活をおくる新石器時代が始まる。
2022/02/22 刊行
オッドアイ
渡辺裕之 著
自衛隊・特戦群時代の親友、田村がスリランカで行方不明!? 同日に起きたテロと誘拐。二つの事件は偶然なのか、それとも――。人気シリーズ第七弾!
2022/02/22 刊行