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地中海攻防
横山信義 著
「連合艦隊長官が、御自ら『大和』『武蔵』を回航されるとは驚きましたな」欧州奪回を目指す日英連合軍はドイツ・イタリア枢軸軍を打ち破り、紅海からスエズへと攻め上った。また、エジプトに展開した陸上部隊も健闘し、アフリカ戦線は連合軍が勝利を掴む。次の作戦目標は地中海制圧とイタリア打倒である。まずはシチリア島を占領すべく日英上陸船団が地中海を渡り始めるが、枢軸軍がそれを座視するはずもなかった。イタリア海軍に加え、ドイツ海軍も強力な艦隊を差し向けてきたのだ。対する連合艦隊もついに切り札を投入。戦艦大和・武蔵が地中海に進出する。地中海の覇権を握るのは――!?
2023/02/20 刊行
幕末志士の挙兵から生野の変まで
舟久保藍 著
尊王攘夷の嵐が吹き荒れた幕末。孝明天皇の攘夷親征決定を受け、皇軍の先鋒を志す急進派公家や志士らが討幕を掲げて挙兵した。大和国の五條代官所を制圧し、「新政府」を宣言するが、京都で政変が起き、わずか一日で情勢は暗転。幕府軍に追討され、激戦の末に壊滅した。本書はこの天誅組の変と、呼応して起きた但馬国生野の挙兵事件(生野の変)を明治維新に至る運動の先駆と捉え、その全貌を描く。幕末史の知られざるドラマ。
2023/02/20 刊行
「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅
釘貫亨 著
問題「母とは二度会ったが父とは一度も会わないもの、なーんだ?」(答・くちびる)。この室町時代のなぞなぞから、当時「ハハ」は「ファファ」のように発音されていたことがわかる。では日本語の発音はどのように変化してきたのか。奈良時代には母音が8つあった? 「行」を「コウ」と読んだり「ギョウ」と読んだり、なぜ漢字には複数の音読みがあるのか? 和歌の字余りからわかる古代語の真実とは? 千三百年に及ぶ音声の歴史を辿る。
2023/02/20 刊行
イギリス植民地から多民族国家への200 年
竹田いさみ/永野隆行 著
南半球の大陸オーストラリア。1788年以降、英国の植民地としてヨーロッパから移民を迎え、金鉱開発と羊毛貿易によって成長。1901年に建国した。戦後は白豪主義を転換してアジア諸国と結びつき、21世紀は多民族国家として存在感を示している。本書は、英帝国や日本、アメリカ、中国と対峙しながら、豪大陸が国家形成する成長物語である。旧版を刷新し、料理・観光のコラムを追加。「理想社会」の成功と苦難を活写する。
2023/02/20 刊行
中尾巧 著
司法の世界で、検事は何を考え、いかに行動し、真実を探るのか――。その思考と行動論理を綴るエッセイ。『検事はその時』を増補・改題。<目次>第一章 捜査の原点自白を疑え/被疑者の弁解/取調べ/マルサ/動機〈コラム〉金沢雑感?第二章 検事の実像募金詐欺/割引国債/架空転入/口利き/コンプライアンス/公有水面〈コラム〉画家の生と死第三章 事件と時運時運/質問主意書/ワープロと予算/現場百回/投書〈コラム〉役者根性第四章 法と裁判無罪判決/被告人の嘘/死刑か無期懲役か〈コラム〉聴竹居
2023/02/20 刊行
川上未映子 著
2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ?に手を出す。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。善と悪の境界に肉薄する、今世紀最大の問題作!
2023/02/20 刊行
温又柔 著
よい外国人じゃなきゃ、ダメ? 台湾出身で〈日本語に住む〉著者が問う〈ふつう〉への抵抗。小さな声も自由に羽ばたき出すエッセイ集。3歳で台湾から日本に移り住んだ著者が、日常で味わった小さな違和からアイディンティティをめぐる問題、カズオイシグロから「愛の不時着」まで文学・映画を読解する批評文を収録し、日本の〈ふつう〉をやわらかに揺すぶるエッセイ集
2023/02/20 刊行
天野純希 著
「彼の一生は失敗の一生也。彼の歴史は蹉跌の歴史也。彼の一代は薄幸の一代也。然れども彼の生涯は男らしき生涯也。」――芥川龍之介平安末期。十二歳の少年・駒王丸は、信濃国木曽の武士・中原兼遠の養子として、自然の中でのびのびと育つ。兼遠の息子たちとも実の兄弟のように仲良く過ごすが、彼は父と母の名も自分が何者なのかも、いまだ知らずにいた。ある日、駒王丸はささいなきっかけから、同じく信濃の武士の子・根井六郎と喧嘩になる。だが、同等の家格であるにもかかわらず、六郎と根井家当主が後日謝罪に訪れる。二人は畏れ多そうに深々と頭を下げて言う。「駒王丸殿はいずれ、信濃を束ねる御大将となられる御方。我ら信濃武士は、ゆくゆくは駒王丸殿の旗の下に集わねばならぬ」初めて知る実父の存在、自らの壮絶な生い立ち。駒王丸、のちの木曽義仲の波乱の生涯が始まろうとしていた。類い希なる戦の腕で平家を追い落とし、男女貴賤分け隔てない登用で、頼朝・義経より早く時代を切り拓いた武士。彼が幕府を開いていれば、殺戮の歴史はなかったかもしれない。日本史上最も熱き敗者、「朝日将軍」木曽義仲の鮮烈なる三十一年。
2023/02/20 刊行
ドローン戦争
大石英司 著
最先端の気象工学を駆使し、南シナ海に雨雲を作り出した中国。この奇妙な雲に乗じて送り出された第3梯団が、台湾戦線に未曽有の混乱をもたらす! 水機団率いるサイレント・コア部隊も奔走し、シリーズ最大の激戦がついに始まる。桃園沖海戦が手に汗握る、驚愕のシリーズ第九巻!
2023/02/20 刊行
満若勇咲 著
日本にいまだ残る「部落差別」を丸ごと見つめ、かつてないドキュメンタリー映画として多くの観客を集めた『私のはなし 部落のはなし』監督による初エッセイ。大阪芸術大学での原一男監督の講義から学んだこと、若松孝二監督の撮影現場での体験、屠場(とじょう)とそこで働く人々を写した初監督作品『にくのひと』(2007年)が各地で上映され好評を博すも、劇場公開を断念し作品を封印せざるをえなかった経験、そこから12年を経て、今作公開に至るまでの歩みを綴る。プロデューサーの大島新氏、配給会社「東風」の木下繁貴氏との鼎談、角岡伸彦氏の解説を付す。
2023/02/20 刊行
泉典子 著
イタリアからのメールがぷつりと途絶えた2021年。その日、スポーツクラブで思いがけずあの人の背中を見た。まさかこんなところに!? 次の瞬間、私にはわかった。あぁこれが彼からの「合図」なのだと――。1975年、伊紙でペンパルを募った33歳の主婦・伶子。数多の返信の中でも、パオロという男とは、不思議なほど文学や芸術の好みが一致した。育児に追われつつも勉学への志断ちがたく煩悶する伶子に、サラリーマンの夫はまったく無頓着で、海の向こうの男へと精神的傾倒を深めていく。転機は78年、ついにふたりは対面した……。
2023/02/20 刊行
かくも気高き、日本人の英語
斎藤兆史 著
「英語は学習成功者に学ぶべし」。この鉄則は揺らぐことはない。紹介する嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠、國弘正雄、山内久明ら8人の〈達人〉は、工夫と努力によって、日本に居ながらにして、英語力の基礎を築き上げた。彼らはまた日本文化への貢献でも傑出した存在である。本書は、〈達人〉たちの英語習得法を紹介するが、それは「英語使い」になる明らかな道筋だ。その過程は、英語受容をめぐる格闘の歴史でもある。
2023/02/20 刊行
安倍晋三 著/橋本五郎/尾山宏 聞き手/北村滋 監修
2022年7月8日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘……。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。オバマ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルら各国要人との秘話も載録。あまりに機微に触れる――として一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。
2023/02/08 刊行
松原かね子/松原惇子 著
親子はスープの「冷める」距離がいい!? 43年ぶりの同居と別居、そして2度の骨折…お互い後期高齢者になれば、ままならぬことばかり。母と娘、それぞれの本音飛び交う爆笑エッセイ
2023/02/08 刊行
石井ふく子 著
『渡る世間は鬼ばかり』などホームドラマで知られる石井ふく子さんは96歳の現役プロデューサー。その暮らしは、縁を大切に育てる「おかげさまの心」にあふれています。近所に住む女優たちに「ちょいと菜」を差し入れ、医者通いの輪を広げ......つかず離れずさっぱりと、それでいて情深い'世話焼き'は、往年のスターたちに学び、磨かれました。ひとりで生きてきたけれど、人はひとりではない。石井ふく子流、老いを生きる知恵が満載。
2023/02/08 刊行