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知識人と政治
井上寿一 著
矢部貞治(1902~67)は、政治に直接コミットした最初の研究者の一人である。1926年に東大法学部に助手採用された矢部は、助教授時代の35~37年にヒトラー擡頭下の欧米に留学、大きな政治の変革を見る。帰国後39年からは教授に就き政治学講座を担うなか、首相として”全盛期”にあった近衛文麿のブレーンとして昭和研究会に参加。現実政治のなかで実践を試み、国内・国際新体制を立案する。 敗戦後は自らの責任を感じ東大を辞職。同志を集めて日本再建についての研究を始めた。1950年代半ば以降は、拓大総長や早大教授などを歴任しつつ憲法調査会、選挙制度審議会など政府委員を務め、またメディアでも積極的に発言し、現実政治の変革を求め続けた。 本書は、矢部の生涯を通し、日本における政治と知識人の関係を描く。
2025/06/30 刊行
実体と現象をコードでつなぐ
内井惣七 著
ライプニッツは、一片の物体から得た情報によって世界の歴史をすべて見通すことも可能だという。この「法外な」主張を読み解くカギは「形而上学」の衣をまとった情報理論である。彼の形而上学は、1695年の情報論的転回をへて、晩年の『モナドロジー』に至る。その過程でモナド界がどのようにして、空間、時間、およびその中での現象を生み出すのかというシナリオが形成される。その核となるのは、神によるモナドのプログラミング、およびモナドの状態遷移が神のコードにより現象へ変換されるという「情報理論」である。
2025/06/30 刊行
病・官能・感覚
小倉孝誠 著
禁断の恋、魅惑の香り、薄幸な運命にまつわる物語の成立過程を文学、医学書、作法書から分析、近代以降の社会規範や文化価値観の変遷を精査。
2025/06/30 刊行
佐藤雫 著
類い希な政治経済の才を持ちながら、倒幕の流れに逆らった旗本・小栗忠順。後の世のため、そして家族のため、戦い抜いた武士の数奇な生涯を気鋭の歴史小説家が描き切る。
2025/06/20 刊行
爪切男 著
虐待された少年が見つけた、自分だけの愛とは? 少年と中年のくだらない日常が、心の傷の在処を教えてくれる。悲しくも笑顔になれる、爪切男、初の小説。
2025/06/20 刊行
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。各巻に、訳者自身による詳細な注解を付す。〈解説〉江川 卓
2025/06/20 刊行
吉村昭 著
昭和二年生まれの著者が、幼少年期を過ごした東京・日暮里での暮らしの記憶を掘り起こす。戦前・戦中の下町の事物・生活が鮮やかに蘇る。〈解説〉森まゆみ
2025/06/20 刊行
中村哲郎 編
男の中にある女。女の中にある男。一瞬、魔的な影がよぎる――網野菊、三島由紀夫、円地文子。3人の作家は「女方」をどう描いたか。文庫オリジナル。
2025/06/20 刊行
新装版
新井素子 著
三津子は、多忙で健康を顧みないほど働く夫を案ずるあまり、少しずつ狂気の淵へと滑り落ちてゆく……。傑作サイコ・ホラー、待望の復刊。
2025/06/20 刊行
木地雅映子 著
高校三年の土橋輝明と秦野あさひは、学校行事に度々駆り出される優等生同士。ある日あさひの失踪を知った輝明はその行方を追い始め……。〈解説〉藤田香織
2025/06/20 刊行
今野敏 著
公演間近なのに楽団員同士のいざこざに襲撃事件!? 問題だらけのオーケストラ、阿岐本組は立て直せるか。大好評「任侠」シリーズ第六弾!〈解説〉村田雅幸
2025/06/20 刊行
堂場瞬一 著
海岸で発見された変死体は自殺と結論づけられたが、刑事・石神は捜査を継続。政界の権力闘争との接点が浮上する。「汐灘サーガ」第二弾。〈解説〉渡辺祐真
2025/06/20 刊行
日航123便事故全記録
吉岡忍 著
一九八五年八月十二日、御巣鷹の尾根にジャンボ機が墜落した空前の事故。不朽の決定的ドキュメントに「四十年後の補論」を新収録。〈解説〉神里達博
2025/06/20 刊行
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
大審問官の問い、ゾシマ長老の死……カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。〈巻末資料〉ドストエフスキー略年譜
2025/06/20 刊行
岸本葉子 著
もっと心と体に栄養を! 運動不足は家トレで解消、モノ減らしはいいけど断捨離しすぎに要注意。気力、体力を保ち、暮らしを整えるためのエッセイ。
2025/06/20 刊行