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十九世紀を魅了した「一夜の夢」
岡田暁生 著
オペラ――この総合芸術は特定の時代、地域、社会階層、そしてそれらが醸し出す特有の雰囲気ときわめて密接に結びついている。オペラはどのように勃興し、隆盛をきわめ、そして衰退したのか。それを解く鍵は、貴族社会の残照と市民社会の熱気とが奇跡的に融合していた十九世紀の劇場という「場」にある。本書は、あまたの作品と、その上演・受容形態をとりあげながら「オペラ的な場」の興亡をたどる野心的な試みである。
2001/04/25 刊行
矢口高雄 著
俳聖芭蕉が風雅の新境地を開いた「みちのく」の旅の記録。旅路での出会い、数々の名句が生まれてゆく過程を、こまやかな情景描写とともに描きあげる。
2001/04/23 刊行
〈対談〉
司馬遼太郎/山崎正和 著
欧米はもちろん、アジアの他の国々とも異なる日本文化の独自性を歴史のなかに探り、「日本人」が国際社会で真に果たすべき役割について語り合う。
2001/04/23 刊行
クロード・レヴィ=ストロース 著 川田順造 訳
文化人類学者による「未開社会」の報告はおびただしい数にのぼるが、この本は凡百の類書をはるかに超える、ある普遍的な価値にまで達した一個の作品としての通用力をもっている。
2001/04/10 刊行
一休宗純 著 柳田聖山 訳 柳田聖山 解説
『狂雲集』は漢詩の形をとった禅語録である。自ら狂雲子を名のり、はぐれ雲のように生きた一休は、新しい時代の幕開きをまえに、混迷と倦怠に覆われた室町の世相を激しく痛罵した。
2001/04/10 刊行
マキアヴェリ 著 池田廉 訳 池田廉 解説
15世紀末イタリア、祖国フィレンツェが置かれた危機的状況のなかでこの『君主論』は誕生した。あらゆる道徳の仮面を剥ぎとり、力の概念による政治独自の法則を見抜いた不朽の名著。
2001/04/10 刊行
牧美也子 著
自由恋愛が禁じられた封建制下、打算もなく一途な愛を貫いた五人の女たち……。お夏と清十郎の密通など、事実に材をとった西鶴の代表作を華麗に描く。
2001/03/23 刊行
魏の曹一族
陳舜臣 著
打ち続く兵乱、疲弊する民衆。乱世に新しい秩序を打ち立てようとした超世の傑物は「天下なお未だ安定せず」の言葉を遺して逝った。〈解説〉加藤 徹
2001/03/23 刊行
魏の曹一族
陳舜臣 著
縦横の機略、非情なまでの現実主義、卓抜な人材登用。群雄争覇の乱世に躍り出た英雄の生涯に〈家〉の視点から新しい光を当てた歴史長篇。
2001/03/23 刊行
資源は眠る
大石英司 著
国連は独立を求めて蜂起した東チモールを支持し、平和創設軍(PMF)派遣を決定。反発したインドネシア政府はマラッカ海峡封鎖で対抗する。いびつな経済成長とCIAの画策で燃え上がるアジア動乱。PMFの主力を担い陸自は正規軍に包囲されたディリ市に空挺降下、八八艦隊は民間船舶への攻撃が相次ぐマラッカで船団護衛の任につく。血と汗を流す貢献を求める声と、覇権主義への警戒の狭間で、日本への国際世論は揺れ動く。環太平洋圏の近未来と常任理事国日本の選択を問うシミュレーション巨篇。
2001/03/23 刊行
谷甲州 著
建設中のハスミ・コーポレーション月面レーザー基地から定時連絡が途絶。事故か事件か。異変を察知した連合警察危機管理本部は調査を開始する。その後現場から単純な通信トラブルとの報告が入る一方で、何者かが送信してきた映像には、武装集団とまだ月面上には存在するはずのない戦闘車両の姿が映っていた。さらに時をおかずエル・ファラド解放戦線を名乗る謎の団体から、身代金の要求が──。錯綜する情報に挑むシャヒーヌ管制官は背後により大がかりな陰謀の臭いをかぎつけるが──!?
2001/03/23 刊行
谷甲州 著
試験飛行中の最新鋭惑星間航空機イントレピッドⅣが何者かにハイジャックされ、消息を絶った。連合警察危機管理本部のシャヒーヌ危機管理管制官は、エル・ファラド解放戦線によるクーデター計画の一環と断定、次なる標的は火星の衛星フォボスであると警告を発した。だが、避難勧告の甲斐もなくフォボスの基地グラディウス3は、先回りした偽の救援隊によって占拠されてしまう! グラディウスを奪回すべく、シャヒーヌ管制官は月面に駐留する連合警察強襲部隊を差し向ける決断を下すが!?
2001/03/23 刊行
沖縄篇
今野敏 著
空手発祥の地・沖縄に渡った朝丘剛は、単純だが鍛え抜いた「突き」「蹴り」をもつ屋部長徳に、苦戦の末勝利した。さらに強い者を探し歩く剛だが、もはやそこには、伝統芸能や競技としての空手しかなかった。失望と同時に、夜空を彩る無数の星を見て感動する自分に戸惑う剛。そんなとき、六尺棒を学ばずして空手の理解はないと言う老人に出会い、二人は米海兵隊をも巻き込んだ戦いの渦中へ。一方、松原弘一に敗れた宋陵元は、剛に復讐すべく再び牙を研ぎ始めていた。シリーズ第九弾!
2001/03/23 刊行
鳴海章 著
統制を失い中国製対艦ミサイルで日本タンカーを攻撃するイラン革命防衛隊、クウェート国境沿いに集結するイラク軍大統領親衛隊──事態の危機的展開に日米両国政府はオイル・ロード防衛を決意、空母信濃とカール・ビンソンをペルシャ湾に派遣する。早速、戦闘空中哨戒を開始した信濃航空隊。だが、視察を兼ねて飛ぶ航空団指令とその僚機が、公海上で正体不明のミサイルに被弾撃墜された! 緊張する中東情勢に、日本と日本の原子力空母をターゲットとする恐るべき謀略の影が……。
2001/03/23 刊行
鳴海章 著
オイル・ロード防衛の任を帯びペルシャ湾に派遣された日本艦隊。そこに、暴発した一部イラン軍がシルクワーム・ミサイルを撃ち込んだ。突然の飽和攻撃で、旗艦「しらね」を失い、空母「信濃」も深手を負ってしまう。あまりの犠牲に、艦隊の帰投を命ずる日本政府。しかしこの間、東アジア情勢に深刻な緊張が生じていた。南沙諸島の権益をめぐり米中が衝突、米機動部隊艦載機が中国空軍機を撃墜してしまったのだ。母国を目指す「信濃」の行く手には、続々集結を開始する米中空母の艦影が。
2001/03/23 刊行