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片岡義男 著
「私をいくらでも見てください」。女はそう言って衣裳を脱ぎ刺激的なポーズをとるが、目の前にいる男は、見つめるだけで指一本触れることさえ許されない……。“誘惑”と“視線”が交錯する二人だけの密室に立ちあがる透明なエロティシズムを描いた長篇。
2001/09/28 刊行
ヴァティカンをめぐる医学史
小長谷正明 著
カトリックの頂点に立つローマ教皇は、宗教上の指導者であるだけでなく、しばしば世俗君主として権勢を振るった。執務上のストレスや贅沢な食事などから高血圧や痛風を患った例も数多い。教皇ほどの権力者が健康を損なえば、その影響はいかに甚大であったか。毒殺説がささやかれる教皇は、誰にどのような毒を盛られたのだろうか――。現代に残された文献をもとに歴代教皇の病いと死を検証し、医学の発達の歴史をたどる。
2001/09/25 刊行
古谷三敏 著
大真面目にして少し珍妙。ホッと浮世の人情髪結床。『浮世風呂』に続く式亭三馬の滑稽本。庶民の社交場を舞台に江戸下町の雰囲気を写し取る。
2001/09/23 刊行
『大乗起信論』の哲学
井筒俊彦 著
六世紀以後の仏教思想史の流れをかえた『起信論』を東洋的哲学全体の共時論的構造化の為のテクストとして現代的視座から捉え直す。〈解説〉池田晶子
2001/09/23 刊行
梶山雄一/丹治昭義 訳
すべてのものは「空」であることを唱道し、あらゆる有情を救おうと決意する菩薩大士の有り方を一貫して語る『八千頌般若経』。その後半部を収める。
2001/09/23 刊行
石原莞爾 著
戦争術発達の極点に絶対平和が到来する。戦史研究と日蓮信仰を背景にした石原莞爾の特異な予見は、日本を満州事変へと駆り立てた。〈解説〉松本健一
2001/09/23 刊行
パスカル 著 前田陽一/由木康 訳 塩川徹也 解説
近代ヨーロッパのとば口に立って、進歩の観念を唱導し良心の自由を擁護しながら、同時に合理主義と人間中心主義の限界と問題性に鋭い疑問の刃を突きつけた逆説的な思想家の代表作。
2001/09/10 刊行
昇龍篇
川又千秋 著
海軍きっての名門「横須賀航空隊」から搭乗員を選抜、烈風、銀河、彗星、天山、さらには快速艦上偵察機彩雲まで配備した、現時点で望みうる最精鋭の「天狗部隊」が編成された。晴れがましくもその一員となり、手練れの猛者たちとともに、勇躍トラック島へと進出する風間上飛曹。だが、目的地上空で、味方に数倍する敵艦載機群が彼らを襲う!! 米軍の大機動部隊は、我が海軍最大の根拠地をも襲撃し得るほど接近していたのだ。大和は無事か、武蔵は……そして最強を誇る「天狗部隊」の運命は。
2001/08/24 刊行
二匹の昇龍
大石英司 著
台北へのミサイル攻撃で市民に多数の死傷者を出し、国際的に孤立した中国軍部は、ますます先鋭化する。距離わずか2キロで大陸と対する台湾領の最前線金門島──地上でもっとも堅牢な要塞島への上陸作戦が始まった。優勢な台湾空軍が出撃できない悪天候を衝いて、兵員を満載した中国の大小艦艇が押し寄せる。台湾守備隊の虚をつく秘密兵器「激光」を用いて海兵隊五千を上陸させた中国軍。危地に立つ台湾は日本に本格的な軍事援助を要請するが……。常任理事国日本の選択シミュレーション!
2001/08/24 刊行
柘植久慶 著
ベルリンでは、ヒムラー、ボルマンがヒトラー総統を幽閉し影武者を立ててから一年が過ぎ、ロシア戦線では、戦況の不利が伝えられはじめた。このままでは第三帝国の崩壊は必至だ。フォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎は、ついに総統の救出に動き出す。幽閉の地は、ドイツ南部ベルヒテスガーデン。実行の日は、ハロウィン──。ゲシュタポ、SSの警戒を潜り抜けるには、少人数・軽武装での行動となる。地下壕で繰り広げられる息詰まる追跡と逃走。ヒトラーの奪還は成るか!?
2001/08/24 刊行
北満州追撃戦
横山信義 著
ソ連より奉天を奪回、新京に迫る日米連合軍──勇将パットン率いる米軍は勢いに乗り、紛争の火種となった満州里に肉薄する。しかしソ連精鋭部隊は頑強な防御陣地に拠りこれを迎撃、ドイツより供与された新鋭機Ta152H、新型戦車スターリン2型を戦線に投入し反攻を開始した。伸びきった補給線を分断され、チチハルに孤立する在満米軍主力。その潰滅は満州の失陥を意味する。空輸による支援までも阻止すべく滑走路を襲う高速爆撃機He199。果たして北満州争奪戦の行方は?
2001/08/24 刊行
デルフィニア戦記14
茅田砂胡 著
フェズ河以北の一帯カムセンの地がデルフィニア領となって半年。タンガの元領主らがゾラタス王の制止すら振り切り、失地回復を叫んで挙兵する。早急に鎮圧せんものと最前線で大剣を揮う戦女神リィ。だが、戦闘の混乱を衝いてファロットが暗殺の魔手を延ばす。リィに向け必殺の矢が放たれる!
2001/08/24 刊行
デルフィニア戦記15
茅田砂胡 著
トレニア湾にスケニアの大艦隊。国境にはタンガ軍2万集結。ビルグナ砦陥落──! 王妃の矢傷も癒えぬうちに、デルフィニア包囲網は厚く強固に完成されつつあり、獅子王ウォルは防戦一方に──。この危機に黒衣の独騎長は飄然と形勢逆転の『切り札』を担ぎ出すべく、単身大海に乗り出すのだった。
2001/08/24 刊行
獣神たちの夏
斉城昌美 著
北方戦線でダルディナートに圧勝し、怒濤の勢いで南に突き進む帝国軍。一方、寡兵を率いて南方戦線の緒戦に辛うじて勝利を得たアシュラウルは、対決の時を予感しつつ北進する。賭けるものは大陸の安寧──。一歩も譲れぬ戦いの幕が上がる。魔道帝国の圧倒的な大軍に挑む精霊王アシュラウルに、果たして勝機はあるのか!?
2001/08/24 刊行
鳴海章 著
竹島上空で空自F-15が遭遇した北朝鮮空軍機は日本への亡命を希望。護送されたRF-7Bから降り立ったのは美貌の女性パイロット、コールサインは「カラス」。一方、長崎県西方沖を航行中の米海軍航空母艦インディペンデンスでは、深夜、極秘裏に漆黒の攻撃機の暗視着艦訓練が繰り返されていた。日本の防空レーダー網の「穴」を衝いて飛来した北朝鮮機、その飛行経路の延長線上には米空母……不審な暗合に国防機密流出の危惧を抱く空自幹部に、米軍首脳から一行の暗号電が──インディペンデンスを警戒せよ!
2001/08/24 刊行