

山崎正和 著
【中公学芸ライブラリー】自我とはまぎれもなく芝居の役である――自由意志の観念を批判し、能楽の大成者・世阿弥が見いだした「序破急」や「離見の見」の概念を鍵として、演技が人生のなかに果たす役割を探究した画期的大著。根源的な不自由さを背負いながら、人間がどこまで自由でありうるかを追求した世阿弥の革新性を紐解く「変身の美学」を増補。映画監督・濱口竜介氏による解説「演技は一人ではできない」を収録。「『演技する精神』は、演技がコントロール可能なものであるという通念そのものを撃つ」(濱口竜介 解説より)