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わが人生の断片(上下合本)

清水幾太郎 著

【昭和・光と影】夥しい人命が失われ、数えることの出来ぬ富が空しくなり、名誉と独立とを奪われ、ただ世界に向って罪だけを負うことによって、今、戦争が終るのである――卒論をもとに『思想』で論壇デビューを飾った戦前、昭和十七年一月、ビルマ派遣軍司令部宣伝班として従軍。帰国後、読売新聞社論説委員として敗戦の日を迎える。そして戦後の平和運動、安保闘争へ。政治の季節を描く自伝的昭和史。昭和を代表する社会学者による回想録。(目次より) 昭和十六年――昭和二十一年  徴用と三木清  ビルマの高見順  ラングーンの日々  日本への旅  新聞社の内部で  敗戦の日  スターリンの夢 明治四十年――昭和十六年  微禄の涯  偽善の勧め  地震のあとさき  社会学へ向って  習作時代  東大のうちそと  悲しい処女作  唯物論研究会の人々  ミクロの世界へ 昭和二十一年――昭和三十五年  二十世紀研究所  平和問題談話会  「小さな人気者」  内灘へ  さまざまな空港  放心の日々  安保前夜  安保の日誌  美しい季節  あとがき  解説 粕谷一希/品治佑吉※中公文庫『わが人生の断片』上下巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。

書誌データ

  • 配信開始日2025/7/23
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格2860円(10%税込)