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シモダテツヤという男

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 5月某日、中目黒。

「ちわっす」

 いつもの喫茶店にシモダ氏が入ってきた。その周辺に漂う、あまりの気だるさ感。話を聞けば、決算処理が大詰めをむかえているらしく、ここ数日、経営者としての業務に忙殺されているそうだ。

 シモダテツヤという男、彼をみなさんはご存知だろうか?

 かなりイケメンなこのシモダ氏、実は「オモコロ」というお笑いポータルの運営を起点に気炎を揚げるコンテンツ制作会社、「バーグハンバーグバーグ」を率いる、若き社長なのである。

オモコロ http://omocoro.jp/
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 バーグハンバーグバーグの特徴、それは「ふざけられる企画」しか引き受けないという、あり得ない「ポリシー」にこそあるだろう。確かに彼らのサイトをのぞけば、それがどういうことを意味するのかはすぐに分かる。

 しかし普通と違う、ある意味で「振り切れた」それらの企画。それはときに大きな爆発力をうみ、有象無象がひしめくネット上にあって、強い存在感を示すことに成功している。

 そのシモダ氏。初の単著をこの秋(最悪でも冬で何とか)ラクレレーベルで刊行する。そしてその刊行にむけ、定期的に、この喫茶店でカンヅメをしながら執筆を進めるのが日課となっているのだ。編集者であるわたしの監視下で。

 "カンヅメ"とは執筆する側にはもちろん、時に監視する側にも集中力を要求する。ただ、大抵は「待ち」の時間だ。そしてあまりに待ちが長いと、どんなに優れた編集者であってもボンヤリしてくるのはやむを得ない。

 しかし、あまりにボンヤリしすぎてしまったことで

「風、強いっすねー。外のあの娘とか、スカートめくれそうですよ、ほら」
「ぷぷぷー。このfacebookの写真、笑えません?」

とか言って、つい目の前のシモダ氏の邪魔をしたくなり(実際した)、そろそろ鉄拳が飛んできそうなので、暇つぶしに日記を書くことにした。何を隠そう、それがこの連載だ。


 さて、話は戻ってシモダ氏の本。実はとっくに刊行予定は過ぎたが、いろいろあったため、さらにずれ込んでしまった。そのため、新書ではあまり無いスタイルの"カンヅメ進行"を強いられてしまっているのである。

 言い訳にも取られるかもしれない。しかし、書く側にもそして監視する側にも多大の負担を強いる、この進行を選んだ結果、こうして一歩ずつ、一歩ずつだが、確かに前に進むことができているのだ。本当に素晴らしい。


・・・・・・ですので、関係者のみなさん。

 もうしばらく、もうしばらくだけお待ち下さいね。この日記でも読んで気持ちを和らげましょうよ、ね、ね。本当にごめんなさい・・・・・・。

続く

*以上、ラクレ編集部 吉岡

シモダテツヤ 
1981年生まれ。ウェブクリエイター。日本一ふざけた会社を標榜する「バーグハンバーグバーグ」代表取締役。家入一真氏のスカウトで2004年にpaperboy&co.に入社、2006年にサイト「オモコロ」を開設し、2010年に起業。多くのネット著名人を従え、徹底して「ふざけた」プロモーションを実施している。代表的な実績として「Honda黙認!お金をもらって車を宣伝するサイト」企画、1.5トンの豆を豪快にぶつけ合う「すごい豆まき 鬼リンピックin東京タワー」イベント、インド人のアドバイスを無視した「インド人完全無視カレー」通販など。雑誌『週刊アスキー』、技術評論社サイトなどで連載中。

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