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受賞情報

2022/11/07『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』が第28回中山義秀文学賞を受賞

周防柳さんの『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』が第28回中山義秀文学賞を受賞しました。「日本の歴史を素材とした歴史・時代小説で最も優れた文学作品」に贈られるもので、選考委員は澤田瞳子、伊東潤、西條奈加、細谷正充の四氏。

『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』は、朝幕初の武力衝突「承久の乱」に向けて繰り広げられる後鳥羽院と鎌倉幕府の暗闘を縦糸に、「恋歌の天才」とも呼ばれた藤原定家がなぜ「百人一首」にあれらの歌を選んだのかという謎を横糸に紡がれた歴史ロマン。優れた人物造形や絶妙な展開などが評価されました。