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受賞情報

2018/03/13『人口減少時代の土地問題』が第8回「不動産協会賞」を受賞

 吉原祥子著『人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ』(中公新書、2017年7月刊行)が、第8回「不動産協会賞」を受賞しました。
 同賞は、日本経済や国民生活に関する幅広い分野の著作物を対象としています。
 受賞作は、九州の面積を超えるほどまでに増えた「所有者不明土地」について、その起源から、背景、問題点についてデータから描いた作品です。いま大きな話題となっている空き家、相続放棄などの根源であり、解決に二の足を踏む行政の状況も記しています。今回の受賞では「問題の本質から解決の糸口までをわかりやすく描く内容は、今後の日本の土地制度のあり方について考える契機となる作品」との評価を受けています。