

戸谷洋志 著
なぜ働かなきゃいけないの? よい労働ができない人は、ひどい人生を送る? 労働ばかり称揚する社会を痛烈に批判したアーレントの思想とは。「働く」を根本から問い直し、一人一人のかけがえのなさをつかみなおす。「いま」を生き抜くための100ページ〈すごい古典入門〉創刊。「よい労働ができる人は、よい人生を歩めるし、そうではない人は、ひどい人生を歩むことになる。だから若いうちから自分に適した職業を見つけないといけない。それが人生の至上命令のようになっているのではないでしょうか。しかし、歴史を遡れば、こうした考え方は必ずしも真実であるとは限りません。」(第3章「なぜ働かないといけないの?」より)◆目次◆第1章 ハンナ・アーレントはどんな人だった?第2章 働くってどういうこと?第3章 なぜ働かないといけないの?終 章 アーレントと冒険に出よう