

濱口桂一郎 著
◆労働省vs法務省の権限闘争と、特殊な日本型雇用システムにあった!労働政策研究の第一人者が解き明かす、驚きの真実「開国論」vs「鎖国論」という知識人たちの浅薄な議論の陰で起きていたこととは……◎内容紹介日本は外国人労働者に極めて差別的、技能実習制度は「現代版奴隷制度」など、国内外から批判されてきた日本の外国人労働政策。80年代には、「開国論」対「鎖国論」が論壇を賑わせたが、日本の制度が歪んだのは、排外主義的な政治家や狭量な国民のせいとは言い難い。本当の原因は、霞が関の権限争いと、日本型雇用慣行の特殊性にあった。労働政策研究の第一人者で、元労働省職員でもあった濱口桂一郎が、驚きの史実を解き明かす。