リチャード・ワットモア 著/齋藤純一/稲村一隆 訳
歴史は政治を解き明かす。政治思想の歴史は政治的な企図、行動、そして発言のさまざまな意味を明らかにしてくれる。定評あるオックスフォード大学出版の「入門書シリーズ」の一冊。思想史の研究対象をカノン(正典)とされるテクストに限定せず、西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く。目 次 謝辞第1章 歴史と政治 第2章 定義と学問の正当性第3章 政治思想史とマルクス主義第4章 政治哲学者と政治思想史第5章 ケンブリッジ学派第6章 コゼレックと概念史第7章 フーコーと統治性第8章 包括性、道徳性、そして未来 参考文献 文献案内 索引 訳者解説