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恒川光太郎 著
「私は人ではありません。数百年を旅して回り、メンタマグルメに興じています」公園の雑木林を狩り場に、人間のメダマを狙う《猫》。かかわったものに呪いをかけ、どこまでも追いかける《蛇》。甘言で家を乗っ取り、金だけさらっていく《狐》。古今東西、人間の陰に生き、喰らい、時に育てる化物たち。その醜くて愛おしい姿を、とくと、ご覧あれ!醜悪、異様、狡猾、艶然――。恒川光太郎が描く、身の毛もよだつ究極のホラー七篇!