石川信吾 著
太平洋戦争へのシナリオを描いたとされる海軍軍人が語る日米開戦秘話。日独伊三国同盟を支持し対米強硬を貫いた背景を検証。初文庫化。〈解説〉戸髙一成 第一章 支那大陸をめぐる日米の争い 第二章 ワシントンおよびロンドン会議の真意義 第三章 日米海軍競争史 第四章 満州事変をめぐって第五章 ヤマを迎えた一九三六年第六章 愚かなる支那事変第七章 第二次世界大戦の前夜第八章 欧州大戦の火ぶた切らる第九章 日本は欧州戦争にかかわらず支那事変に猪突第十章 日独伊三国同盟と日ソ中立条約 第十一章 太平洋の波高し第十二章 第二次近衛内閣と日米交渉 第十三章 独ソ開戦す第十四章 米英の追いこみとさまよう日本第十五章 太平洋戦争の開幕――ハル・ノート前後――終章 十五年後におもう――「むすび」にかえて――