安藤祐介 著
生きるのが下手くそな君だけど、大丈夫、その頑張りは僕たちが見ているよ。疲れたときほど心にしみ渡る。『本のエンドロール』の著者が贈る、これぞ「お粥小説」!日ノ出楽志は一児の父になったが、家事も仕事も上手くできない不器用な男。唯一の取り柄はモノを大切にすることで、人よりもずっと長く使うことができること。楽志は知らなかった。彼が名前をつけたモノには、心が宿っていることを。リストラを受け、リサイクルショップに転職が決まったその時から、楽志たち家族の人生が前に進み始める――。読めば今日より明日がきっと楽しくなる、心温まる感動の物語。