ホーム > 電子書籍 > 「感染」の社会史

電子書籍

「感染」の社会史

「感染」の社会史

科学と呪術のヨーロッパ近代

村上宏昭 著

「見えない恐怖」は止まらない――。コレラなどの疫病が「感染」するものと認識されてから、たかだか一五〇年ほどにすぎない。だが病気をもたらす不可視の微生物への恐怖と不安は、呪術的思考と絡み合いながら、人と人とのつながりや社会のあり方を一変させた。それは効果的な感染予防の福音を伝えた一方で、ジェノサイドを招く火種ともなった。本書は十九世紀末の「細菌学革命」にまつわる光と影、その後のヨーロッパ世界の激動を、臨場感溢れる多数の図版と共に追う。

書誌データ

  • 配信開始日2021/11/9
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格2200円(10%税込)
[an error occurred while processing this directive]