証言の心理学記憶を信じる、記憶を疑う
高木光太郎 著
人は嘘をつこうとしていないのに、体験していない出来事を見たり聞いたりしたと証言してしまうことがある。証言の聴き手が、それと気づかないうちに虚偽の証言や自白を生み出す手助けをしてしまうこともある。人間の記憶は脆く、他者の記憶とのネットワークによって成立している。これを法廷という非日常の「現場」に生かすことは果たしてできるのか。興味深い実例を交え、心理学研究の最前線をわかりやすく説明する。
書誌データ
- 配信開始日2013/7/15
- 判型中公eブックス
- 希望小売価格814円(10%税込)