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電子書籍
桃

久世光彦 著

父の通夜にきた女の、喪服からのぞいた襦袢の襟の色(「桃色」)。女が出て行ったあと、卓袱台のうえに残された腐りかけた桃の匂い(「桃--お葉の匂い」)。濃密で甘く官能的な果実をモチーフに紡ぎ出される八つの短篇。

書誌データ

  • 配信開始日2005/3/25
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格713円(10%税込)

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