鳴海章 著
東シナ海で日本タンカーを国籍不明のMig-21が襲撃。救援に向かったF-15は倍する敵と交戦、一機が壮絶な最期を遂げる。台湾を窺う謎のMig-21部隊、北朝鮮へ進出する中国、急遽日本海を南下する米機動部隊……東アジア全域を血と硝煙の気配が覆うなか、米韓両軍の反攻に南進の野望を挫かれた北朝鮮労働党総書記は、ついに細菌兵器投入と日本への核攻撃を命じた。果たして迎撃は可能なのか!? 21世紀の覇権をかけた大国の国家戦略に翻弄される日本の運命は? 蒼穹を翔ける熱き男たちの“最後の闘い”が始まる。