新刊見本が届きました。今月は3冊です。

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『お父さんは認知症』著:田中亜紀子さん

父が認知症になった! 認知症なのに 運転免許を絶対に手放そうとしない父。「病院に行って」と懇願すると、殴りかかってきた父。もうちょっとで火事を出しそうになったり、大けがしても自覚症状がなかったり......。 「これはもう、事件簿としか言いようがない! 」バブル期にOL生活を送り、自由を謳歌してきた著者が、独りで認知症の父と向き合うことに。子どものようになった父と娘の毎日をコミカルにつづった介護奮闘記。

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『神になった日本人―私たちの心の奥に潜むもの』著:小松和彦さん

空海、将門、崇徳院、家康、西郷――11人の日本史のヒーローたち。誰が、なぜ、いつから、かれらを「神」として、祀り上げてきたのか?
民俗学、「妖怪学」の大家が、民衆の霊魂観、神観念を解明する日本を鎮守する「人神」に、祈りを捧げ、疫病・災厄の鎮撫を願った人びとの思い。
古来、日本人は実在した人物を、死後、神として祀り上げることがあった。空海、安倍晴明、平将門、崇徳院、後醍醐天皇、徳川家康、西郷隆盛、そして名もなき庶民たち――。もちろん、誰でも神になれるわけではない。そこには、特別な「理由」が、また残された人びとが伝える「物語」が必要となる。死後の怨霊が祟るかもしれない、生前の偉業を後世に伝えたい――。11人の「神になった日本人」に託された思いを探りながら、日本人の奥底に流れる精神を見出すとしよう。

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『イスラム、ヒンズー、ユダヤ教......-宗教別 おもてなしマニュアル 』著:島田裕巳さん

激増する外国人観光客。だが「無宗教」の日本人はいまひとつ異教徒のタブーがわからない。そもそもハラールって何だ。酒を飲むイスラム教徒がいるのに、アルコール消毒まで禁止の人もいる! ヒンズー教徒はうどん屋のだしがヤバい? アメリカ人でもユダヤ教徒はチーズバーガーNG。安息日はスマホもいじれない!? 異教徒をもてなす際におさえておきたいポイントを宗教別に解説する入門書。ホテル、レストラン、観光地のスタッフも必見。

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以上となります。今月の新刊もどうぞよろしくお願いいたします。

ラクレ編集担当 吉岡宏