<新刊紹介>

「定年後はどうなるのか」と心配している人は多いようです。
いま確かに、老後生活をどう展望するかは、定年後を控えた世代だけでなく、50歳代や40歳代、さらにもっと若い世代にとっても、切実な問題となっています。

この本は、まず現状認識を語ります。定年後に何が起こるのか、これから制度はどう変わっていくのか......。

年金、医療、住まい、相続など具体的なテーマで「現状」をわかりやすく解説。
それらをしっかり押さえておくことから、この本はスタートします。
そのうえで、「お金を守る」ための知恵として、資産運用と節約のコツを解いていきます。

どちらも、あくまで庶民目線。
無理をせず、誰でもできることから、しかも具体的に語るのが本書の特長です。

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本書は「がまんして生きる」などという人生を是としません。
賢い家計運営は必要ですが(それも本書から知恵をぜひ!)、それと同じくらい必要なのが、「生きがいづくり」。

「生きがい」のためのヒントを、モリタクさん流の楽しい切り口で、次々とくり出していきます。
こちらも庶民目線で、かつ、具体的。誰もが、思い立ったら実行できることばかりです。

年金というベースカーゴがある定年後人生は、考えようによっては、年金の範囲内で生きる態勢さえ整えてしまえば、これほど気楽で、好きなことができる人生はないのです。

定年後のベースをしっかり整え、あとはプラスアルファをどうするか?
本書がお伝えする「81の知恵」から、みなさんの生きるヒントはちゃんと見つかるはずです。

『ビンボーでも楽しい定年後』

ラクレ編集部

森永卓郎(もりなが たくろう):1957年7月生まれ、東京都出身。東京大学経済学部卒業。三和総合研究所(現:三菱東京UFJリサーチ&コンサルティング)などを経て、現在は獨協大学教授。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済。むずかしい「経済」を斬るその語り口は解りやすく、明快である。著書『年収300万円時代を生き抜く経済学』はベストセラーとなり、テレビ出演も多数。ミニカーなど、さまざまな玩具コレクターとしても有名。

「見た目も若々しい人から一気に老け込んでしまう人まで『定年後格差』が広がるなか、本書は、年金の範囲内で生活できる技術や態勢を具体的に説くとともに、生きがいづくりのヒントをたくさん盛り込みました」(著者より)