今年もやっぱり暑い夏がやってきました! 私はすっかり夏バテ気味ですが、あれこれのイベントも、そして仕事も待ってはくれません。ということでラクレ8月の新刊をご紹介。今月は4冊です!
「編集手帳―第三十二集」著:竹内政明
トランプ政権は空前の低支持率で前途多難を思わせ、国内では築地市場の豊洲移転問題。スポーツ界では稀瀬の里によって日本人横綱不在に終止符が打たれ、女子フィギュアの浅田真央は現役引退。時代の転換期を印象づけた。一方、変わらないのは北朝鮮。拉致問題にはまったく進展がなく、逆にミサイル実験は立て続けに行われ、暴走はとどまるところを知らない。激動の二〇一七年上半期をたどる。
「平成のビジネス書―「黄金期」の教え」著:山田真哉
「失われた20年」から脱出するヒントを本に求めた読者。出版不況を克服しようとあがいた出版社。両者の思惑がマッチした2000年代は「ビジネス書黄金期」だった。そんな時代の、今なお読み継がれる名著から、テクニックを凝らした本まで多数紹介。当時、『さおだけ屋』はなぜ売れたのか? 現在、『サピエンス全史』等のハードな翻訳書が売れている背景とは? ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を大胆に予測する。
「歴史の坂道―戦国・幕末余話」著:中村彰彦
戦国や幕末維新を舞台に数々の傑作を送り出してきた著者が近年に発表したエッセイを収録。大坂の陣における加賀藩主・前田利常の奮戦、国宝松江城を造った名将・堀尾吉晴の生涯、さらに会津藩・新選組・旧幕臣など時代の奔流のなかで己の志を貫いた人々の潔い生き方を取り上げ、歴史の陰に埋もれていた知られざるエピソードを発掘する。 史料を博捜し、全国の史跡を探訪して、小説・史論を書き進める過程でもたらされた豊かな果実――。歴史の面白さを堪能させるエッセイ集。
「希望の政治 - 都民ファーストの会講義録」編著:小池百合子
小池百合子都知事が考える政治とは何か。その原点から今後の展望までを語り尽くす。大都市・東京、そして現代日本に求められる政治とリーダーシップがここに!
まもなく本屋さんに並び始めますので、旅のお供に、もしくは涼しいお部屋で、ぜひ!
中央公論新社 吉岡宏