6月! 最近は都知事と不倫のニュースが何かと世間を騒がせていますが、実はリオデジャネイロのオリンピックまであとたったの二ヶ月後! なんだかもっと祭典を盛り上げるような雰囲気があってもいいのに・・・などと、なんだか思ってしまいます。おそらく選手たちは最後のスパートで大変な時期でしょう。みんな頑張れ! ということで6月新刊情報です!

『最強の国家権力・国税庁 - あなたは監視されている』 著:大村大次郎

 国税庁。マルサと呼ばれる「査察部」は伊丹十三監督の映画でも有名だが、実は政治家をも黙らせる大きな権限を持っており、財務省のパワーの源の一つともされている。ではその国税庁は、どんな組織構成になっているのか?  彼らはどのような仕事をどうやっているのか?  国税職員たちとはどういう性質を持った人たちなのか?  
 国税OB・OGはほとんどが税理士業を営み、税務業界内部に取り込まれた人が多く、あまり裏事情が表には出てこない。しかし、筆者は税理士ではなく、業界からは完全に離れた場所にいるので、何でも思い切ったことを言える立場にある。 累計45万部突破、元国税調査官の「裏技シリーズ」著者が、税務行政のオモテとウラを暴露!

『韓国はなぜ危機か』 著:韓国経済新聞 訳:豊浦潤一

 経済情報に定評のあるクオリティペーパー、韓国経済新聞。そんな有力メディアが自国の「膿」をえぐり出し、警鐘を鳴らした話題作をここに。
「韓国経済、韓国社会が抱えている病は、政治、教育、労働など構造的な問題である」と体系的に説明をして話題を呼び、書籍化された今作。一般市民5000人、識者400人へのアンケートを実施するなど、生の国民の声も多数収めている。
 未婚問題、就職難、少子高齢化問題など、日本と共通の課題もありながら、同時に、各種の統計データにもとづいた説得的な議論や識者インタビューを盛り込んでおり、ニュートラルに韓国経済・社会の衰退を分析した一冊。2016年4月の韓国総選挙や、2015年末の日韓外相会議における「慰安婦問題の不可逆的解決」等で、韓国のニュース価値はますます高まっている中での刊行! 日本の読者向けメッセージや説明付き。

 以上です。6月初旬より書店さん店頭にて発売中!
 中央公論新社 吉岡宏