11月! 先週茨城の実家に帰省いたしましたら、季節真っ只中ということで庭の柿の木にたくさんの実がなっていました。お土産として5つほど東京へ持っていくことになったのですが、柿もその場で食べる分では嬉しいですが、持ち歩くには重たくて重たくて......。自然のありがたみを身に染みて感じた次第です。

ということで、今月の新刊3冊をご紹介。
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『不動産投資にだまされるな』著:山田寛英

 サービスやテクノロジーの進化でハードルが下がった不動産投資。しかし公認会計士で税理士の著者は「業者から言われるがまま、安易に手を出す風潮は危うい」と警鐘を鳴らす。一方、富める者が不動産投資を積極的に学んできたのは事実で「今こそ本質を知って彼らに追随せよ」と喝破する。なぜ不動産投資が社会問題化したのか? 本当にサラリーマンが有利? 生き延びるための12の鉄則とは? シェアハウスにサブリース、そして地面師。トラブル頻発の不動産投資で生き抜くのに必要な「本質」を身に付け、 業者にも小手先のテクニックにももうだまされるな!

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『大人のための儒教塾』著:加地伸行

 古来、農耕民族として生きてきた日本人には祖先を敬い、互いを尊重し、助け合うという文化が根付いていた。じつはそのあり方は、儒教の思想と深く親和してきた。江戸時代の朱子学が倫理道徳を強く押し出したため、とかく四角四面、堅苦しく受けとめられ、誤解も多い。本書は儒教を歴史的に繙きながら、家族のあり方や冠婚葬祭、死の迎え方、祖先との向き合い方、老後の備えなど、儒教に学び、儒教を生かす知恵とヒントをやさしく解説する。

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『新装版 役人道入門』著:久保田勇夫

 中央官庁で不祥事が相次ぎ、「官」への信用が失墜している。あるべき役人の姿、成熟した政と官のあり方、役人とは何か? 答えはすべてここにある。「官僚組織のリーダーが判断を誤ればその影響は広く国民に及ぶ」。34年間奉職した財務官僚による渾身の書を緊急復刊! 著者の経験がふんだんに盛り込まれた具体的なノウハウは、指導者の地位にある人やリーダーとなるべく努力をしている若手など、組織に身を置くあらゆる人に有効な方策となる。佐藤優氏推薦!

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 以上のラインナップでまもなく書店さんに並びます。どうぞお手にとってご覧ください。

ラクレ編集部 吉岡宏