10月! メディアは選挙のニュース一色ですが、道を歩けば気持ちの良い風が。心地よく過ごせるせっかくの季節、お気に入りの一冊を携えて、外へ出かけてはいかがでしょう。いつもと同じ景色もきっと変わって見えるはずです。
 それでは10月の新刊をご紹介。今月は5冊です!

「人生が輝く選択力ー意思決定入門」印南一路著
 就職・転職に買い物、さらには恋人選びなど「よりよい選択をしたい」と思いつつ「間違えた」「後悔をしている」という経験は誰にでもあること。そこで意思決定論の権威が、悩みがちな場面で、限りなくベストな選択をするための技法を伝授! 完壁な選択肢が無いときにどう選ぶ? 膨大な情報が入手できる昨今、必要なものを瞬時に選ぶには? 集団の意思決定を掌握する方法とは? 人生は「意思決定」の連続だ!

「キリスト教は「宗教」ではない - 自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜」竹下節子著
「生き方マニュアル」として誕生した教えが、受難と復活という特殊性から「信仰」を得、「宗教」として制度化したことで世界に普及した。それがキリスト教だ。そこに様々な思惑が入り乱れ、闘争と過ちを繰り返すことにもなった。本書は南米や東洋での普及を通じて、ヨーロッパ世界が相対化され、近代化に向かう中「本来の教え」が近代の普遍主義理念に昇華するまでの過程を激動の世界史から解読する。

「ハーバード日本史教室 」佐藤智恵著
『武士道』『忠臣蔵』から『メイド・イン・ジャパン』まで取り上げ、「終戦の詔書」を読み上げたり、和食の奥深さを学ぶハーバード大学の教員や学生たち。その授業には日本人も知らない日本の魅力が溢れていた。アマルティア・セン、エズラ・ヴォーゲル、アンドルー・ゴードン、ジョセフ・ナイほか。ハーバード大の教授10人のインタビューを通して、世界から見た日本の価値を再発見する一冊。 世界最高の学び舎は日本史から何を学んでいるのか? 

「世代の痛み - 団塊ジュニアから団塊への質問状 」上野 千鶴子 、雨宮 処凛著
高度経済成長とともに年を重ねた団塊世代。「超氷河期」のため安定した雇用に恵まれなかった団塊ジュニア。そんな親子関係に今、想定外の未婚・長寿・介護などの家族リスクが襲いかかっている。両世代を代表する論客の二人が、いま私たちを取り巻く社会経済的な現実と、それへの対策について論じ合った。この時代を心豊かに生き抜くためのヒントが満載!

「リーダーは歴史観をみがけ - 時代を見とおす読書術」出口治明著
本物の眼力を自分のものとするために――。ビジネスの最前線にあって、読書の達人でもある著者が精選した最新ブックガイド108冊!【第1章】世界史と出会う旅 ...17冊 【第2章】古代への飛翔 ...17冊 【第3章】芸術を再読する ...22冊 【第4章】自然という叡智 ...13冊 【第5章】リーダーたちの悲喜劇 ...17冊 【第6章】現代社会への視座 ...22冊

 以上のラインナップで来週中頃くらいから刊行となります。ぜひ書店さんでお手にとってご覧ください!