7月! 今月は夏にぴったりの3冊。ということでさっそくご紹介!

『戦場の名言集 - いま胸を打つ遺言』 早坂隆著
日本人なら読みたい永遠のメッセージ。 心をふるいたたせる指揮官の言葉。涙をさそう特攻隊員の手紙。同胞愛、郷土愛、家 族愛に満ちあふれた91の言の葉がおりなす、美しい日本人の記録。山本五十六のよう な指揮官から一兵士の言葉まで、ノンフィクションの名手が厳選。極限の状況下で残 された言葉は、生きる礎になる。 やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ      (山本五十六) 生きるのは 良いものと気が付く 三日前 (十三期海軍飛行予備学生の合作)

『教師はサービス業です-学校が変わる「苦情対応術」』 関根眞一著
めちゃくちゃな苦情・クレームをするモンスターペアレントの登場に、教育 現場は大混乱......それって本当? 少子化時代の保護者と向き合わない教師 や学校側にこそ原因が、と喝破するのがご存知「クレーム対応アドバイザー」 の関根氏。この本は、教師が身に付けるべき心構えやコミュニケーションの ノウハウ、ケース別苦情対応方法を徹底指導。より良い学校と保護者の関係 構築を目指します。苦情に向き合えば学校は変わる!

『甲子園「観戦力」をツーレツに高める本』 小野塚康之著
野球実況30年超、NHKのハイテンションな名物アナが甲子園を"9倍"楽しむ方法 を教えます!「怪物」「アイドル」「名監督」「解説者」を相手に、言葉で真剣勝負 する著者ならではの秘話が盛り沢山。バントの醍醐味、初戦突破の壁、控え選手と いった高校野球観戦のポイントから、選抜選考プロセス、グラウンド整備などの舞台 裏まで。

以上です。ちなみに今月の新刊のうち、私は先生ネタのラクレを担当させていただきました。なかなか辛らつなタイトルですが、著者さんもおっしゃっているとおり、中身は"先生応援!"に徹しています。
この本を手にとって自分の学校生活を振り返れば、やはり先生の影響力はとても大きなものであり、お世話になったなあなどとしみじみ。でも小学校のとき、先生に付けられたあだ名、『スピーカー』(当時おしゃべりだったから)なんかで悩んだこともあったなあ・・・と思い出したり(苦笑)。

ということでやや愛憎入り混じる一冊。そして夏にぴったりのもう二冊。いずれもぜひ書店さん店頭でご覧ください!

中央公論新社 吉岡宏