あらすじ

『早雲の軍配者』(上・下)
富樫倫太郎/著 装画/森美夏
2013年11月25日刊 文庫判
各定価 本体590円(税別)

伊豆・相模の地を平定した北条早雲の次なる策は、周辺諸国から領地を守る次世代の指導者を育てること。 忍びの一族「風間党」の少年・小太郎は学問の才を見出され、早雲の直弟子として、日本最古の大学「足利学校」へ送り込まれた。 若き日の山本勘助、曾我冬之助らと机を並べながら、兵法・占術・陰陽道・医術・観天望気・軍陣の作法など、戦国大名のブレーン「軍配者」に必須の学問を修めた小太郎。いつの日か、戦場で友たちと再会する……。机を並べて学問三昧の日々を送った親友も、戦場では命を奪い合う宿敵となる!

2010年 『週刊朝日』時代小説ベストテン 第1位
2010年 啓文堂書店 文芸書大賞 第1位

あらすじ

『信玄の軍配者』(上・下)
富樫倫太郎/著 装画/森美夏
2014年2月25日刊 文庫判
各定価 本体590円(税別)

学友・風摩小太郎との再会に奮起したあの男が「山本勘助」として歴史の表舞台へ――!!

日本最古の大学・足利学校で学問を修めた勘助は、その後、駿河国で囚われの身となったまま齢四十を超え、無為の時を過ごしていた。預かる軍配もなく、仕えるべき主君にも巡り会えず、焦燥だけがつのる日々……そんな折、武田信虎による実子・晴信(のちの信玄)暗殺計画に加担させられることになる。命を賭けた一世一代の大芝居、学友たちとの再会を経て、「あの男」がいよいよ歴史の表舞台へ――!!

「おれの人生は、まだ終わらない。必ず、この名を世に轟かす!」

あらすじ

『謙信の軍配者』(上・下)
富樫倫太郎/著 装画/森美夏
2014年5月25日刊 文庫判
各定価 本体620円(税別)

長尾景虎に仕える軍配者・宇佐美冬之助と、武田軍を率いる山本勘助。二人は足利学校で共に学んだ旧友だった……

曾我冬之助は新たに宇佐美姓を名乗り、若き長尾景虎(上杉謙信)の軍配者となる。しかし実際に戦況を支配していたのは「毘沙門天の化身」景虎その人だった。常識外れの発想で勝ち続ける天才・景虎に、足利学校の兵法は通用するのか? 冬之助の旧友・山本勘助が率いる武田軍との攻防が続く――

「友よ、次に会うときは遠慮なく首をもらう」