- 本書に接し、私は作家が持てる情勢のすべてを出し切った作品を久々に読んだ気がする。
この一巻から聴こえてくるのは、富樫倫太郎の雄々しき魂の復活だ。
(縄田一男氏・文芸評論家) - 民のために軍師を目指す小太郎の成長は、胸を熱くしてくれる。
(末國善己氏・文芸評論家)
- 一気読みさせる文章。先が気になる内容。
個性豊かなキャラクター。おもしろい小説の要素が全て入っている。
時代小説ブームの今、ぜひとも薦めたい一冊。
個人的には、四郎左の男くささが大好きでした。
もう自分の中で「小太郎」といったら、この本です。
(「ブックデポ書楽」文芸書担当・中村有太氏) - 早雲の器の大きさや優しさ、冬之助・四郎左との友情、慎吾の精神的成長など、とっても萌えたんですが、何より小太郎が可愛くて、夢中になって読みました。
斬り合いではなく戦術同士、知力と知力の戦いというのが新鮮で。
心の底からワクワク、ドキドキできて本当に面白かったです!
(「ブックエキスプレス ディラ上野店」文芸書担当・津田明日美氏) - とにかく続きが気になって、平日2日で読み終えた。
「国を支えるものは武でもなければ財でもない。人である」と若き軍配者を育てる北条早雲の人徳。すべての政治家に読んでほしい一冊だ。
(有隣堂 アトレ恵比寿店 加藤泉さん) - 血に染まった戦国の世を爽やかに駆け抜ける青年たちの姿があまりにも眩しい。
「生き物のような」合戦の醍醐味、ライバルとの友情と対決、この迫力、緊迫感、絶妙な構成……読んで損なし!
新たなヒーローの登場に拍手!
(三省堂書店 成城店 内田剛さん) - もっと早くこの作品に出会いたかった……。
時代小説読まず嫌いだった私をわずか十数ページで魅了してしまった長編時代小説。
とにかく面白い!
感動した!
早く続編が読みたい!
(有隣堂川崎BE店 大嶋慶子さん) - 業界内でクチコミで広がっている、今評判の本です。
やっぱり読んで元気になれる本が一番。
だから絶対おすすめします!
(三省堂書店 名古屋高島屋店 石本恵子さん) - 共に学んだ友が敵になる。
これが戦というものか……。
まさに面白さ百発百中!
魂を射貫かれます! (40代・男性・会社員) - この人間ドラマに絶対に胸を打たれます!
ページを捲りだしたら、あっという間に物語の世界に引き込まれます!
(30代・男性・公務員) - 感動とワクワク感が詰まっていて、読み終えてすがすがしい気持ちになりました。
素敵な本を紹介してくれてありがとう。
(30代女性フライトアテンダント) - 面白くて一気に読んでしまいました。
何度も電車でウルウルしちゃって大変でした。
(20代・女性・受付勤務)
- 戦国時代に知識と情報を駆使して戦を指南した男たちの話。
不幸な境遇にありながら領主の北条早雲に見いだされ、軍配者への道を歩み始めた小太郎。
最高級の学府、足利学校で2人の学友との友情を育む、戦国学園小説としての新趣向が面白い。
ともに傷つき、励まして、やがて好敵手ともなっていく3人の仲間。夢を追う物語っていいな、と思った。
(読売新聞 2010年3月16日書評より) - 歴史ものは苦手、と思っているあなたも一気読み必至!
「軍配者」とは、陰陽道から観天望気、医術や兵法までを修得した戦国大名のブレーン。
知略を尽くして戦の行方を左右する軍配者を養成していたのが、日本最古の大学と言われる、足利学校です。
伊豆・相模の地を平定した北条早雲は、忍びの一族「風間党」の少年・小太郎に類稀な才能を見出し、この足利学校へ送り込みます。 扇谷上杉家の家臣・曾我氏の跡取り息子や、後世に「山本勘助」として名を残す謎の青年とともに、学問三昧の日々を送る小太郎。 しかし、机を並べて互いを認め合った友とも、やがて戦場で再会することに……。
それぞれの国の未来を背負って乱世を駆け抜ける若者たちの青春を描いた、まったく新しい戦国エンターテイメント小説です。
(静岡新聞、国民読書年)