中央公論 2019年1月号(12月10日発売)定価930円(本体価格861円) 

最新号[見どころ]

宗教が分断する世界

日本医療 再生への処方箋


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編集部より

編集後記

2019年1月号【編集長から】

<宗教をより深く知るために>
 漂泊の歌人、西行法師が伊勢神宮を参拝した折に詠んだと伝えられる歌があります。<何事のおはしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる>。よく理解しているわけではないが、宗教施設に行くとおのずと敬虔な気持ちになる。西行に共感する人は多いことでしょう。神仏習合の伝統は、今も生きているのかもしれません。クリスマスが過ぎれば初詣。日本人は宗教におおらかだと言われます。
 もっとも、日本にも宗教弾圧の歴史がありました。多神教だから寛容だという説も聞きますが、ミャンマーでは仏教徒がイスラム系のロヒンギャを迫害しています。「おおらか」で良しとせず、様々な宗教の論理や背景を、より深く知ることが必要でしょう。
 今月号の特集は「宗教が分断する世界」です。分断を乗り越えるための方策を考えます。
 渡辺靖氏の連載「リバタリアン・アメリカ」が最終回を迎えました。人種、民族などの属性を重視する「アイデンティティの政治」と「ポピュリズム」は結びつきやすく、その最たる例がトランプ現象だと論じています。引用された言葉が印象的です。「創造や発見は異なる思想がぶつかり合うことで生まれます」。
 同質な社会は安定していますが、停滞しがちです。入管難民法が改正され、宗教も多様な、多くの外国人労働者とその家族が日本に暮らすようになります。寛容さが活力を生み出す、そんな2019年にしたいものです。
 編集長 穴井雄治

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