カタクリとは珍しい。良いものを見つけられました。石垣のスキマに生えてくれたおかげで、花を下からすくうように撮影できた利点が、写真にもうまく活かされています。本来は落葉樹の林床に生える植物ですが、タネが上の方からこぼれてきたか、あるいはカタクリのタネにもエライオソームがありますから、アリが運んだのかもしれませんね。
モミジバスズカケノキですね。もはや、どっちがどっちのスキマか分からない状態です(笑)。柵の手すりを掴んでいるだけでなく、よく見ると柵そのものを既に飲み込んでいますね。楽しいものを発見されました。
キランソウ、春の訪れを感じさせる野草の1つですね。以前は畑の近くや空き地でよく見かけましたが、最近、都市部ではずいぶん減りました。光の色と影から、日だまりに咲くこの植物の特徴を良く捉えていると思います。
延々と続くスミレの群れをよく発見されました。スミレやノジスミレ、ヒメスミレなどが都市部のアスファルトの割れ目に沿ってこうやって繁殖していく姿は時々見かけますが、花の最盛期に撮影チャンスを得ることはなかなか難しいものです。ちょうど満開の時期ですね。ピントが手前の花に合っているとさらに良かったと思いますが、画角が大胆で楽しい写真です。
サフィニアのようですね。株が育ってようやく花が咲き出したばかりのういういしい姿を、引いた構図でかわいらしく表現されています。周りが敷石で固められた中で、柱の根元という憩いのスキマにくらす感じが、影の位置の絶妙さもあって、良く出ていると思います。