ヘタレ新米刑事とわがまま天才少女の前途多難な逃避行!
父親が惨殺され留学先のアメリカから帰国した美咲。渋谷中央署の筒井は彼女を羽田で迎えるが、その帰路、何者かに襲撃される。しかし、それは序章に過ぎなかった。犯人の標的は筒井? それとも美咲?
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扱いづらい思春期の少女を守る。この世で最も面倒なことをしょいこんだ筒井刑事がカッコイイ!巨大な事件に翻弄されながら逃げるふたりをお馴染みのメンバーが助けるって、どれだけワクワクするエンターテインメントなんだ!
少女を懸命に守ろうとする筒井刑事に思わず熱いものがグッとこみ上げてきます!
うつむかずに前を見て走るふたりに声援を送りたくなる小説です。ひとりの刑事の執念が巨大な事件を切り崩していく。俺が美咲でも筒井には惚れるね!
(文教堂書店三軒茶屋店 中川浩成さん)
生意気な女子中学生とはぐれ刑事の逃避行に、警察内部の暗闘がからむ重層構造のスリリングなドラマ。おなじみ鳴沢了もさすがの存在感を示し、最後まであっというまに読み終わりました!
(八重洲ブックセンター本店 内田俊明さん)
疑心暗鬼。 見えない不透明さ。 誰を信じればいいんだろう。私が筒井だったらすぐに音をあげてしまうような逃亡劇。そんなことを考えながら読みましたが、筒井の少し不器用でどこ か投げやりな態度の中に、優しさと信念が見え隠れします。
-どれだけ長く生きるかじゃなくて、どう生きるかが問題じゃないか-
-誰かが傷つくのは見たくない-
そんな筒井の真っ直ぐな言葉もいい。
読了後、少しだけ何かが変わるかも知れません。
さぁ、ラスト・コードを堪能せよ!!
(明正堂アトレ上野店 櫻井邦彦さん)
「『大人になると分かるよ』っていうのは間違いじゃないけど、 大人にならなくたって、大人の事情を分っちゃったね、美咲ちゃん」 食えない若い娘が改心するくらい、筒井刑事が魅力にあふれてます! 鳴沢了は相変わらずかっこよすぎますが...。
(文教堂書店浜松町店 大浪由華子さん)
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