黄色い家

川上未映子

プレゼントキャンペーン 詳しくはこちら
第75回 読売文学賞(小説賞)受賞
王様のブランチBOOK大賞2023 受賞
2024年 本屋大賞 第6位
キノベス! 2024 第2位

人はなぜ、金に狂い、人はなぜ罪を犯すのか

2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出すことになる。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい......。

黄色は、希望。黄色は、危険。黄色は狂気------
揺らぐ境界線、押し寄せる感情の波。
かつてない読書体験をあなたに。

『黄色い家』文庫化記念 プレゼントキャンペーン

『黄色い家』文庫化記念 プレゼントキャンペーン

物語の舞台となった三軒茶屋のスナック「れもん」にちなんで、レモングルメ・グッズを抽選でプレゼント
物語の舞台となった三軒茶屋のスナック「れもん」にちなんで、レモングルメ・グッズを抽選でプレゼント
  • A
    画像はイメージです。実際の賞品とはデザイン・仕様が一部異なる場合がございます。
    30名様

    「スナックれもん」オリジナルチャーム

    「チャーム」とは、スナックで出てくるおつまみのこと。
    作中に登場する「スナックれもん」オリジナルの乾きものを、セットでご提供いたします。

  • B
    画像はイメージです。実際の賞品とはデザイン・仕様が一部異なる場合がございます。
    50名様

    「スナックれもん」ボトルキーパー風アクリルキーホルダー

    「スナックれもん」常連さま御用達!キープボトルの目印にするネームプレートをイメージした、レモンモチーフのオリジナルアクリルキーホルダー。

  • C
    20名様

    黄色い家コーヒー

    果実系の風味が好みの川上未映子さんにセレクトいただき開発された、苦みの無いまろやかな酸味と柑橘系の香りのブレンド。

  • D
    尾道市農業協同組合
    5名様

    因島はっさくゼリー 5個入り

    はっさくの発祥の地、因島で生まれたはっさくゼリーです。新鮮なはっさくの果実をたっぷり入れ、風味を活かしたデザートです。

  • E
    株式会社 阿藻珍味
    5名様

    阿藻珍味 ひろしま牡蠣グルメ 牡蠣鍋 レモン醤油味2人前

    広島県産かきエキスを使用した「かき醤油」と、瀬戸内産レモン果汁とレモンピールを使った、かき鍋です。〆の麺までご堪能あれ。

  • F
    まるか食品株式会社
    10名様

    イカ天瀬戸内れもん味 65g×3

    瀬戸内れもんの爽やかな酸味がアクセント!止まらないおいしさの人気いか天セット

  • G
    写真提供:島ごころ
    株式会社島ごころ
    5名様

    島ごころ レモンケーキ 5個入り

    広島県・瀬戸田のレモンの自家製ジャムを生地に練り込んで焼き上げた、さわやかな香りとしっとりして口どけの良いスイーツ。G7広島サミットでも提供されました!

  • H
    よしの味噌 株式会社
    5名様

    広島レモンのサラダで酢 230g×2

    まろやかなお酢にジューシーな広島レモンと塩麴をプラスしたノンオイルでヘルシー仕立ての爽やかな甘酢ドレッシングです。

  • I
    よしの味噌 株式会社
    5名様

    瀬戸内潮風れもん らーめん 2食入り

    国産レモン発祥の地、瀬戸内で豊かに育った広島レモンの爽やかな酸味が効いた、あっさり&ヘルシーなラーメンです。

C~Iの商品写真は各メーカーより提供いただきました

応募方法

文庫『黄色い家』上・下巻のオビについている応募券計2枚をハガキに貼り、必要事項をお書き添えの上、お送りください。抽選でオリジナルグッズなどをプレゼントします。

必要事項

  1. ①プレゼント送付先となる郵便番号と住所
  2. ②氏名
  3. ③電話番号かメールアドレス(連絡のつきやすいほう)
  4. ④ご希望のプレゼント番号
  5. ⑤『黄色い家』の感想や川上先生へのメッセージ(任意)を明記の上、下記宛先までお送りください。

応募先

〒100-8152
東京都千代田区大手町 1-7-1 読売新聞ビル 19階
中央公論新社 「『黄色い家』プレゼント係」

締切
2026年2月16日(当日消印有効)

※応募券2枚につき 1口となります。

※当選者の発表は4月ごろ、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

著名人のコメント

  • 金の怖さとやさしさ、人の禍々しさとぬくもり。 その矛盾の連打を浴びながら、 これは生への賛歌だと思った ――ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)
  • この小説は安易な要約を拒む、 生の複雑を読者に突きつけていく ――河合香織(ノンフィクション作家)
  • 勘弁してくれ。この本が出た年に小説発表するの、イヤだな~!とにかくそれくらい凄い本 ――王谷 晶(作家)
  • 川上さんは、この作品で小説家として覚悟を決めたんだと思う ――高橋源一郎(作家)
  • 川上の小説が読者の心に残すのは、 印象ではなく、経験であり、もっと言えば 爪痕そのものである ――亀山郁夫(ロシア文学者)
  • とめどない落下と、その果てにある景色。 悪など存在しない。彼女たちは、わたしたちは、生き延びるためにもがき続けるだけ――凪良ゆう(作家)
  • 最後のページまで止まらない大傑作。とにかく、あなたも一気読みしてもらいたい ――東畑開人(臨床心理士)

全国の書店員さん等から絶賛・驚愕・感動の声、続々!

  • 『黄色い家』を読んで、まさしく僕の「世界観」が変わってしまった。なんだこの読書体験は!

    ページ薬局 尼子慎太
  • 川上未映子さんが書くクライム・サスペンスは自分の精神を極限にまで追い込み、花の気持ちがのりうつっていた。人はなんて、バカで悲しい生き物なんだ。それでも愛したい。

    ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理
  • なんと的確にこの時代の空気を切り裂いた1冊なのだろう! この物語には現代社会の病巣と人間の営みのすべてが描かれている。どんなに呪われたような日々であっても、そこには光が射しこむ祈りもある。破滅に向かいながらも寄り添い生きる姿が激しく胸に迫りくる!

    ブックジャーナリスト 内田 剛
  • ごく稀にある、たった一文字たりとも読み飛ばしたくない......いや、読み飛ばせない物語です。最初の数ページを読んだだけで「最後まで読め」と本能が騒いでいました。

    小説紹介クリエイター けんご
  • 黄色い花が咲くような希望を、この物語の終わりに見たような気がしました。巡る季節のない花に、風や夕焼けが訪れるまでの傑作大長編。祈りながら、駆け抜けるように夢中で読みました。

    宮脇書店青森店 大竹真奈美
  • ページを開けば、崩壊する感情の爆発音が聴こえてきそうでした。倫理や道徳という言葉を超えた究極の社会派小説。震えるほどに本当に最高でした!

    紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子
  • こんなにも強く「生きる」ということを考えさせられた読書は初めてでした。ずっと忘れたくない作品です。

    勝木書店SuperKaBoS二の宮本店 樋口麻衣
  • 読み終えて頭の芯が痺れて動けない......。ぐっと歯を食いしばって読むような内容だけど、でも惚れ惚れするほどかっこいい青春小説であった。

    TSUTAYA中万々店 山中由貴
  • すさまじい磁力を持った作品。痛々しくて穏やかで、やさしいラストシーンを、私はずっと忘れない。

    六本松蔦屋書店 峯 多美子
  • 不器用でも必死に皆のための家を作ろうとした主人公・花の姿を誰が笑えるだろうか。この物語は汗と涙にまみれた彼女たちの確かな「生活史」の証だった。

    大盛堂書店 山本 亮
  • 黄色に守られていたはずの家の、苦しみに震える。ただただ、幸せになりたかっただけなのに。大好きな人たちと一緒に暮らしたかっただけなのに。

    精文館書店中島新町店 久田かおり
  • この世は名もなき無数の色がひしめく、グラデーションの世界だ。簡単に言葉にすることはできないその事実を唯一補完するのが、この物語の力だろう。

    ブックハウスひらがき 福島明子
  • 本当の悪とは、正義とは何なのか。何も持たずに生まれてきたひとを、世間から取りこぼされたひとたちを、こんなにも本気で、そして彼らと同じ目線の高さで書かれた小説が存在することが、本当に嬉しい。

    ジュンク堂書店池袋本店 市川真意
  • 言葉たちが次々と胸に押し寄せ、感情が溢れ、物語に引き込まれました。これまで自分の中で不変のものとしてあった善と悪が揺らぎ、絡まり合ってほどけなくなっていきました。

    くまざわ書店柏髙島屋店 田中蒼珠

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※こちらは単行本刊行時の動画です

スペシャルコラボ!池辺葵さんコミカライズ

黄色い家 prologue
画像をクリックするとマンガが読めます
池辺葵(いけべ・あおい)

漫画家。2018年、『ねぇ、ママ』で第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。