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危機の時代の哲学
野家啓一 編
アウシュビッツの以前と以後を貫き、現代まで続く有力な二大学統とその展開を扱います。ある意味で西洋思想の極相とも言えるナチズムへの応答が哲学の試金石にもなった時代です。ユダヤ系学者の活躍と受難が目立ち、危機の認識は鋭い政治意識をともなわざるをえませんでした。この構図は「最後の哲学者」ハイデガーとの思想対決とも置き換えられるでしょう。ホロコーストの後で哲学は可能か。いまだに答えられていない問いです。
2008/3/25 発売
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