哲学者と広告マンの対話
岡本裕一朗/深谷信介 著
SF小説を読むかのような、スリリングな哲学体験を味わえる一冊です。テクノロジーの飛躍的な発展によって、いま人間を取り巻く環境が大きく変化しています。常識や従来の考え方が有効性を失い、ビジネスをめぐる変化に対し、最近企業では「哲学的アプローチ」が注目されています。哲学と広告といえば、今まで重なることのない無縁の領域と見なされてきました。本書では、「コンセプトを創造する」というドゥルーズの言葉に着目して、広告と哲学の新たな可能性をとらえ直しました。偉大な哲学者たちは、卓越した広告マンでもあったのです。哲学の新しい潮流、人間の心と脳に接近する広告の趨勢、人類の未来予想も、本書のなかで探求しました。さあ、ページをめくって、ほんとうの「哲学」をめぐる物語の旅へ出発しよう。