本ムックの楽しみ方

背文字まで見える!

松丸本舗には、判型やレーベル別の棚はない。小説、ノンフィクション......といったありきたりなジャンル分けもない。だから、まずは本の背を目で追いながら、その流れに身を委ね、独特の文脈を感じてほしい。背文字だけでなく、棚のなかでキーとなる「kEY BOOK」(紅白の帯が巻かれている)も探してみよう。

写真1:クリックで拡大します まずはこちら。一見して同じ視界に入るのは、樋口一葉の『たけくらべ』、太宰治の『斜陽』、ウェブスターの『あしながおじさん』、萩尾望都『ポーの一族』に、川上未映子の『乳と卵』。この不思議な感覚こそ、松丸本舗の醍醐味である。古今東西、ジャンルを問わず、この棚には、ありとあらゆる少女たちの姿が溢れている。

写真2:クリックで拡大します こちらは、「あの戦争」を考える棚。井伏鱒二、梅崎春生、武田泰淳、深沢七郎らの第二次世界大戦を思い起こさせる作品は、昭和史の研究に多大な力を注いだ松本清張を経て、井上ひさしへ。この根底を貫く精神を、あなたは読み取れるだろうか。

写真3:クリックで拡大します この一段も面白い。乱歩、久作が並ぶのは、よくあること。でも、その奥になにげなく横たわる梶井基次郎に、少なからずドキリとさせられる。意表を突かれたのであれば、とにかく手にとって読むべし。こうして思いも寄らぬ本にたどりつくことが、書店の、読書の楽しみ。そして本ムックは、その流れを解説する手引きでもあるのだ。

全体像を把握できる!

写真4:クリックで拡大します 棚全体を一目で把握する――これは、書店という現場では味わうことのできない、このムックならではの棚の楽しみ方である。できるだけ多くの書名が、できるだけ鮮明に見えるように、棚を数段ずつ撮影した写真を張り合わせて構成している。ルーペなどを使うと、奥に埋もれた書名まではっきり読み取れるので、ぜひ試してほしい。

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立ち読み 松丸本舗全体図、序論、本殿第一巻を、こちらで立ち読みいただけます。

表紙 ※ データのサイズ上、書名が鮮明に見えないものもございます。
どうぞご了承ください。
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