初版発行日:2013/1/10
判型:四六判
ページ数:ページ
定価:本体1600円(税別)
ISBN978-4-12-004458-8

著者紹介

道尾秀介
(みちお しゅうすけ)


1975年生まれ。2004年、『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、作家としてデビュー。2007年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、2009年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、2010年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞。2011年、『月と蟹』で直木賞を受賞。近著に『カカサギたちの四季』『水の柩』『光』『ノエル』などがある。小説表現の可能性を追求しつづけ、多彩な作品で読者の熱い支持を得ている。

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2013年、読み始めの一冊に!
(TSUTAYA遊ING 浜町店 前田好子さん)

胸を張って言おう。読後は自分の明日をちょっとは信じてみたくなる!
(丸善書店 津田沼店 沢田史郎さん)

人は誰でも素顔を隠し、「自分」という名の仮面をつけて必死に生きている。狂った歯車、消し去りたい過去、大いなる後悔・・・。背負ったものが大きいほど「仮面」は厚くて重たい。しかし運命を受け入れ、ささやかでも絆があるからこそ人は喜びあい、悲しむこともできる。深い闇を越えた先に見えてくる頼りなく細い希望の光がなんと力強いことか。悩み多きこの世の中に救いをもたらす一冊。巧妙なテクニックで文学的な「知」の世界と、醜くも美しい人間の「情」の部分をみごとに描ききった道尾秀介の新たな代表作の登場だ!
(三省堂書店 営業本部 内田 剛さん)

『カラスの親指』を彷彿させる、重い背景ながらの軽いタッチでの展開。序盤から引きずり込み、終盤さらにハラハラドキドキさせる、まさしく最上のエンターテインメント小説でした! 実はまさしく東口と同じ40歳、しかも年を越して厄年というリアルタイム! 東口と奈々恵のコンビもいいし、続編も読みたいなあ。
(ブックポート203 大和店 成川 真さん)

「誰もが道化師」――この言葉にはハッとさせられます。主人公たちと立場は違いますが、仮面を被って生きる日常。突然堕ちたところから自分の足で立ち上がる、その再生の物語に勇気づけられました。
(宮脇書店 宇部店 野村美緒さん)

裏読みしようとも、最後の最後まで読みきれず、またまた道尾マジックに降参です。鮮やかなトリックで、いつも「してやられ」ます。
(七五書店 森 晴子さん)

道尾作品の中で、一番感動し、共感し、笑って、泣けました。「前に進みたい」「変わりたい」と願っている人にとって大切な一冊になると思います。
(今井書店 ふじみ店 立木恵里奈さん)

誰もが仮面の下に隠している闇を、「逃げるな! 生きていればなんとかなるさ!」と笑いとばし背中を押してくれる一冊。
(今井書店 グループセンター店 鳥橋早苗さん)

いつか仮面に頼らなくても、誇りを持って力強く自分らしく歩いていきたい。これは、そんな力が湧いてくるエンターテインメントだ。
(ニシザワ いなっせ店 中原みどりさん)

登場人物たちも皆それぞれ魅力的で、個人的には「スカ、ナイス!」という感じでした。「何でもいっぺんに叶っちゃ面白くねぇもんな」。――まさにその通り!
(文華堂 湘南台店 佐々木愛子さん)

「どうせ素顔を覆うなら、笑顔で覆ったほうがいい」――その一文で涙が抑えきれなくなりました。
(紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店 安田有希さん)

巧みに仕組まれた伏線、鮮やかに読者を翻弄する技巧。もうゾクゾクします! 東口の家具に対する意識や技術はお仕事小説としても読めますし、クライマックスの逃走劇はアクション映画のようです。光輝く読後感も最高! また一段と道尾作品のファンになりました
(ブックスページワン イトーヨーカ堂赤羽店 清宮久雄さん)

大切な人と過ごす時期に読んでほしい! そして大切な人に贈ってほしい! たくさんの人に、素顔で生きていく強さを、この小説は教えてくれるでしょう。
(精文館書店 中島新町店 久田かおりさん)

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