粘土板に刻まれた最古のロマン
岡田明子/小林登志子 著
いまから5000年前にティグリス、ユーフラテス河畔に栄えた人類最古の都市文明シュメル。粘土板には多くの神話が残され、ギルガメシュ叙事詩や大洪水伝説など、後世に伝えられたものも多い。これらの神話の世界では、酔っ払う大神、死後の国を覗こうとする女神、蛮族を征服する王、怪獣など、様々なキャラクターがいきいきと活躍している。代表的な神話のストーリーを紹介し、神々の役割や性格、舞台背景などを詳述する。
2008/12/20 刊行
「戦後保守」とは何か
福永文夫 著
戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、1978年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり、初めて「戦後の総決算」を唱えるなど、21世紀を見据えた構想を数多く発表した。本書は、派閥全盛の時代、自由主義を強く標榜し、田中角栄、三木武夫らと切磋琢磨した彼の軌跡を辿り、戦後保守政治の価値を問うものである。
2008/12/20 刊行