大乗仏典１５

世親論集

長尾雅人／梶山雄一／荒牧典俊 訳

現象世界は心の表層に過ぎない。それゆえ、あらゆるものは空であるが、なおそこに「余れるもの」が基体としてあると説く世親の唯識論四篇を収める。

2005/01/23 刊行

大乗仏典１４

龍樹論集

梶山雄一／瓜生津隆真 訳

人類の生んだ最高の哲学者の一人龍樹は、言葉と思惟を離れ、有と無の区別を超えた真実、「空」の世界へ帰ることを論じた。主著『中論』以外の八篇を収録。

2004/10/23 刊行

大乗仏典１２

如来蔵系経典

髙崎直道 訳

衆生はすべて如来の胎児なりと宣言した如来蔵経、大乗仏教の在家主義を示す勝鬘経など実践の主体である心を考察する深遠な如来思想を解き明かす五経典。

2004/04/23 刊行

大乗仏典１１

三昧王経Ⅱ

田村智淳／一郷正道 訳

真理は、修行によってのみ体験しうる沈黙の世界である。まさに「三昧の王」の名にふさわしく、釈尊のことばよりも実践を強調してやまない物語後半部。

2004/01/23 刊行

大乗仏典９

宝積部経典

迦葉品／護国尊者所問経／郁伽長者所問経

長尾雅人／桜部建 訳

「世界の真実を見よ」という釈尊の説いた中道思想を易しく解説し、美しい言葉と巧みな比喩によって「心とは何か」を考察する「迦葉品」。

2003/09/23 刊行

大乗仏典８

十地経

荒牧典俊 訳

「菩薩道の現象学」と呼び得る本経は、菩薩のあり方やその修行の階位を十種に分けて解き明かし、大乗仏教の哲学思想の展開過程における中核である。

2003/06/23 刊行

大乗仏典６

浄土三部経

山口益／桜部建／森三樹三郎 訳

阿弥陀仏の功徳・利益を説き、疑いを離れることで西方極楽浄土に生まれ変わるという思想により、迷いと苦悩の中にある大衆の心を支えてきた三部経。

2002/03/23 刊行

大乗仏典５

法華経Ⅱ

松濤誠廉／丹治昭義／桂紹隆 訳

中国や日本の哲学的・教理体系の樹立に大きな影響を与えた本経は、今なお苦悩する現代人の魂を慰藉してやまない。清新な訳業でその後半部を収録。

2002/01/23 刊行

大乗仏典３

八千頌般若経Ⅱ

梶山雄一／丹治昭義 訳

すべてのものは「空」であることを唱道し、あらゆる有情を救おうと決意する菩薩大士の有り方を一貫して語る『八千頌般若経』。その後半部を収める。

2001/09/23 刊行

大乗仏典２

八千頌般若経Ⅰ

梶山雄一 著

多くの般若経典の中でも、インド・チベット・中国・日本など大乗仏教圏において最も尊重されてきた『八千頌般若経』。その前半部分１１章まで収録。

2001/08/23 刊行