中公新書『戦国日本と大航海時代』（平川新著、2018年4月25日発売）が第31回和辻哲郎文化賞（一般部門）を受賞しました。
同書は豊臣秀吉の朝鮮出兵の謎を皮切りに、日本史と世界史の接点に着目。
戦国日本が当時「世界最強」と目されたスペインに植民地化されなかった理由にまで迫る、大胆な作品です。
各紙誌で書評に採りあげられるなど反響を呼び、版を重ねております。
なお和辻哲郎文化賞は、姫路市制百周年と姫路出身の哲学者和辻哲郎（明治22～昭和35）の生誕百年を記念して、昭和63年度に姫路市が創設したものです。
一般部門は、和辻哲郎が文学、歴史、芸術などさまざまな領域において横断的かつユニークな著作を世に問い、広範な読者に訴えかけたスケールの大きな学者であったことを鑑み、文化一般におけるすぐれた著作に与えられます。
授賞式は2019年3月3日（日曜日）午後1時30分より姫路市市民会館大ホールにて開催。午後3時からは、小説家の京極夏彦さんによる記念講演会も予定されております。