竹内洋
昭和の論壇をリードした清水幾太郎の軌跡をたどるとき、「メディア知識人」の先駆けとしての姿が鮮明に浮かび上がってくる。デビューしたのは帝大教授が言論界を制圧していた時代だったが、 ラジオの登場、総合雑誌やテレビの隆盛などが、多様な媒体での活躍を可能にした。 彼の言動との距離とは関わりなく、彼の影響下で活躍した人の数は、現在に至るまで枚挙にいとまがない。 そもそも清水幾太郎とは、どんな人物だったのか…。
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-2010/8/10-
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竹内 洋
1942年新潟県生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了。京都大学教育学部教授を経て、現在、関西大学人間健康学部教授、同学部長、京都大学名誉教授。著訳書に、『革新幻想の戦後史』(最新刊、中央公論新社)『教養主義の没落』『丸山眞男の時代』(中公新書)『立志・苦学・出世』(講談社現代新書)『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫)『大学という病』(中公文庫)『知識人とファシズム――近衛新体制と昭和研究会』(マイルズ・フレッチャー著、共訳、柏書房)がある。