今道友信東京大学名誉教授によるカント哲学への入門講義。
テキスト:カント『プロレゴーメナ 人倫の形而上学の基礎づけ』(中公クラシックス)
「中公クラシックスで『人倫の形而上学の基礎づけ』が『プロレゴーメナ(序説)』という入門書とともに出版された機会に、倫理の要(かなめ)となる人格・理念・確率(個人的規律)・定言的命法・目的などについて考えることは、私にとっても、ひとつの精神的な波に乗るようなものであり、倫理の必要性がようやく認められてきた社会で新しい生き方を模索している真摯な人々にとっても、それぞれの問いをカントにおいて解明するまたとない機会になろうかと思われる。」(今道友信)
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0.没後201年 1724年4月22日ー1804年2月12日
1.題の類似した二つの書物
2.諸著作との比較
3.Kantの形而上学的意図
4.Keywordsについて(人倫、形而上学)
5.序言 自然学・論理学・倫理学
6.人倫の形而上学の必要性
7.第1章 通常の道徳的理性認識から哲学的な道徳的理性認識への移り行き
常識から人倫の形而上学へ
8.義務の観念 三つの命題
9.汝は汝の格率(Maxime)が普遍的法則となることを欲するか
10.結び 自己反省の手がかり
0.前回の講義の復習
1.三つの命題
2.格率(Maxime)=意思作用の主観的原理
3.第2章 通俗的道徳哲学から人倫の形而上学への移り行き
定言命法/假言命法/目的の国/意思の他律
4.結び
0.前回の講義の復習
1.第3章 人倫の形而上学から純粋実践理性批判への移り行き
自由の概念は意思の自立の説明のための鍵
意思の自由とは自立すなわち自己自身に対する法則である
人格は物件ではない/人格は客観的目的である/実践的命法
自然の国と目的の国
結論の意味