第25回旨味があり、風味豊かな淡口醤油

人気料理研究家の松田美智子さんが魅せられた、
台所道具・調味料の数々を紹介する連載「手ばなせないもの」。

第25回は「淡口醤油」をご紹介します。

きぢ醤油  うすむらさき

130年の歴史を誇る醤油蔵の自慢の品。
端麗でまろやかな味わいは、
割水などもせず、手間隙かけて造っているから。
500mL ¥590/きぢ醤油 ℡0823・79・5026

紙幅の関係上、誌面では掲載できなかった
松田先生オリジナルレシピをご紹介します。
この商品の魅力を活かした料理です。
ぜひお試しくださいね!

大根の煮物

白く仕上げたい大根の煮物に

材料と下ごしらえ(4人分)

大根(直径7㎝)…1本 
だし…2カップ
昆布…5㎝角1枚
酒…1/4カップ
みりん…大さじ2
淡口醤油…大さじ1
針柚子…適量

  • 大根は、5㎝厚さに切る。厚めに皮をむき、面取りして、片面に十字の下包丁を入れる。

  • 土鍋にだし、昆布を入れて煮立て、酒、みりんを加え、①の大根を入れる。紙蓋をして、約20分弱火で煮る。火を止めて、蓋をして、粗熱がとれるまでおく。

  • 再度温めて、淡口醤油を回しかけてすぐに火を止める。大根は箸ですっと通るくらいがちょうどいいやわらかさ。

  • 器に盛り、針柚子をのせ、はり柚子と③のだしを回しかける。

卯の花

豆腐の白さを生かした
おから料理にもぴったり

材料と下ごしらえ(4人分)

おから…200g
水…2カップ
干し海老…1/4カップ 
干し椎茸…1枚 
酒…1/4カップ
三温糖…大さじ1~1 1/2
長ねぎ(芯を除いてみじん切り)…1~2本
いんげん…5~6本
淡口醤油…大さじ1

  • 干し海老は5㎜大に切る。干し椎茸はさっと水を通し、石突きを落とし、5㎜角に切る。長ねぎは芯を除いてみじんに切る。いんげんは斜め薄切りにする。

  • おからを目の細かいストレーナーに入れて、流水でほぐすように洗い、しっかり水気をきる。大豆のかすなども除く。

  • 水に干し海老と干し椎茸を入れて煮立てる。おから、酒、三温糖、ねぎを加える。

  • 中火の弱で焦がさないように、水分がなくなるまで火を通す。淡口醤油を加える。すぐに火を止め、いんげんを加えてざっと混ぜ合わせる。

撮影◎荒木大甫 構成◎北村美香(詳細は2016年3/8号掲載)

まつだみちこ

料理研究家、テーブルコーディネーター。
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰している。
季節感を大切におしゃれで作りやすい料理を心がけ、多数の雑誌やメディアで活躍中。企業のメニュー開発やキッチンブランドへの監修
などにも関わる。最新刊は『季節の仕事』