伊達政宗の母
高橋義夫 著
最上家の義姫に婚礼の話が持ち上がる。相手は近年勢力拡大がめざましい伊達輝宗。後年、義姫は両家の間で引き裂かれる。後世の史家や大河ドラマにより「鬼母」とされた義姫だが、その…
2018/2/28 刊行
大平一枝 著
小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男などの昭和映画には、人の心を丸くする、技ありフレーズがいっぱい。泥酔した人に優しく「お元気が過ぎましたのね」、財布を取り出す後輩を制して粋…
2018/2/28 刊行
角田光代 著
五十になっても、八十になっても、だれかに恋して悶々としなくてはならないのだろうか。「恋愛」に対する疑問から、書く女の孤独まで――すぐには役に立たないけれど愛おしい人生の凸…
2018/2/28 刊行
坂崎重盛 著
「諦めきれぬをどうあきらめた 諦めきれぬとあきらめた」──人の心のありようをうたった都々逸から、「箪笥屋は離れ座敷を嫁の部屋」など、ちょっとエロティックな川柳、破礼句(ば…
2018/2/28 刊行
串田孫一 著
山に登り、自然の中に身を置くことで、自らとの対話を続けた思索家の、山エッセイ・ベストセレクション。「何故人は山へ登るのだろう」という問いかけに始まり、山行きの持ち物から記…
2018/2/28 刊行
オッドアイ
渡辺裕之 著
グアム米軍基地で軍人を狙った首斬り殺人が頻発。数年前の日本で起きた惨劇との類似に、殺人鬼復活かと関係者は震撼する。米国海軍、空軍、中央保安局それぞれの思惑が交錯する中、か…
2018/2/28 刊行
阿川弘之 著
ただ汽車に乗るためだけに、世界の隅々まで、鉄道旅を敢行。著者ならではの、ユーモアと臨場感が満載の紀行随筆の歴史的名作。全20篇を網羅した完全版。下巻は「カンガルー阿房列車…
2018/2/28 刊行
阿川弘之 著
遠藤周作や北杜夫、開高健ら、珍友・奇人を道連れに、異国の鉄道を乗りまくる。著者ならではの、ユーモアと臨場感が満載の漫遊紀行の歴史的名作。全20篇を網羅した完全版。上巻は「…
2018/2/28 刊行
谷津矢車/早見俊/新美健/鈴木英治/誉田…
幕末維新期には、日本人同士が殺し合い、多くの血が流されました。おのおのが大義を掲げ、あるいは武士としての矜持から、刃を向けたということなのでしょう。とりわけ、要人の暗殺事…
2018/2/28 刊行
三羽省吾/中島要/木村紅美/秋吉理香子/…
ドラマチックが、止まらない――。あげる人もあげない人も、もらう人ももらわない人も、チョコが好きな人もそうじゃない人も、なぜか気になる日。心がザワザワする日。2月14日、バ…
2018/2/28 刊行
警視庁内密命組織・最後の任務
沢村鐵 著
首相による非常事態宣言発令により、警察上層部から指揮権を剥奪した「クラン」。捜査一課の晴山警部補たちは、身命を賭して全ての黒幕「神」への手がかりを掴む。しかしその最中、命…
2018/2/28 刊行
横山信義 著
戦艦「伊勢」「山城」の轟沈と引き替えに、連合艦隊は最重要拠点であるトラック環礁の防衛に成功した。しかし日本艦隊は、敵機動部隊への索敵の遅れから、引き続き防戦を強いられる。…
2018/2/28 刊行
闕所物奉行 裏帳合(五)
上田秀人 著
借金の形に身を売られた旗本の娘の自害が相次ぐ。改易を恐れた旗本が娘に自殺を強要していたのだ。扇太郎が預かる元遊女の朱鷺にも魔の手がのびる。江戸を揺るがす事件に乗じて町奉行…
2018/2/28 刊行
新装版
今野敏 著
宗陵元との深夜の死闘を演じた朝丘剛は、熱も冷めやらぬまま神戸を後にする。劉栄徳、由佐肇――二人の達人を破るべく武者修行を続ける剛。漂泊の星の下に生まれた男に安住の地はない…
2018/2/28 刊行
辻邦生 著
皇族であることを知られたのちも、変わらぬ学友や軽業師ディアたちと平穏な日々を過ごすユリアヌス。だが、副帝となった兄ガルスの謀反の疑いから、宮廷に召喚され、裁かれることに……
2018/2/28 刊行
松村美香 著
いざ地上最後のフロンティアへ。総合商社のシステムエンジニアだった村上大輝は、念願叶いアフリカ開発部へ。新規のビジネスモデルを探すべく人類発祥の地へと飛ぶ。ところが文化の違…
2018/2/28 刊行
尊き死たちは気高く香る
喜多喜久 著
大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ著者の最新作!「さて、現場の謎を嗅ぎ解こうじゃないか!」特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質…
2018/2/28 刊行
遠田潤子 著
35歳の千穂は不妊治療を始めて10年、夫と義母からの嫌味に耐え続けてきた。ある日、夫が酒に酔った男・透を轢いてしまう。謝罪のため透を探す千穂は彼が算数障害だと気付き手を差…
2018/2/28 刊行
新編・石光真清の手記(三)日露戦争/長編小説・曹長の妻
石光真清 著 石光真人 編
日露開戦。陸軍少佐となった石光は第二軍司令部付副官として出征する。終戦後も大陸への夢醒めず、幾度かの事業失敗を経て、ついに海賊稼業へ。やがて明治という時代は終焉を迎える…
2018/2/28 刊行
中央公論新社 編
『中央公論』12月号に毎年収録している総目次のうち2013~2017年の5年分をまとめてデジタル化。特集はもちろん、連載小説、連載コラム、カラーグラビアなどの見出し、著者…
2018/2/25 刊行
林芳正/藤原和博/竹内洋/齋藤孝/和田秀…
人間力を見る面接、思考力を問う記述式設問、読む・書く・聞く・話すの4技能重視の英吾試験……。2020年度からの大学入試が求めるのは、「新しい学力」(自ら学ぶ意欲・問題解決…
2018/2/25 刊行
真意を読む
湯浅邦弘 著
『論語』の研究は近年大きな転換期を迎えた。竹簡資料が大量に古墓から発見され、成立や伝播について新たな解明が進んでいる。本書では、『論語』の記述をわかりやすく解説するととも…
2018/2/9 刊行
ノーカット版
栗原裕一郎/豊﨑由美 著
政治家・石原慎太郎のことは誰もが知っている。だが小説家としての彼は、そして戦後文化に彼が残した衝撃はどれほど知られているだろうか。愛ある「メッタ斬り!」で人気を博す書評家…
2018/2/9 刊行
民主主義の敵か、改革の希望か
水島治郎 著
イギリスのEU離脱、反イスラムなど排外主義の広がり、トランプ米大統領誕生……世界で猛威を振るうポピュリズム。「大衆迎合主義」とも訳され、民主主義の脅威と見られがちだ。だが…
2018/2/9 刊行
辛くて熱い「食卓革命」
山本紀夫 著
比類ない辛さが魅力のトウガラシ。原産地の中南米からヨーロッパに伝わった当初は「食べると死ぬ」とまで言われた。だが、わずか五百年のうちに全世界の人々を魅了するに至った。ピー…
2018/2/9 刊行
真野俊樹 著
国民皆保険制度のもと、日本の医療は「費用」「受診しやすさ」「治療の質」の点で、世界でも高い水準にあった。しかし高齢者の増加に加え、技術の高度化・一般化によって国民医療費は…
2018/2/9 刊行
片岡義男/広小路尚祈/堀江敏幸/山崎ナオ…
【連作短編小説】◆片岡義男「オーガズムと自分の現在」【連載長編小説】◆山崎ナオコーラ「偽姉妹」(第9回)【連載小説】◆堀江敏幸「あとは切手を、一枚貼るだけ 8通目」【短期…
2018/2/1 刊行