大岡昇平 著
ゴルフは絶えざる自己との戦いである――。世は空前のゴルフブーム。その魅力に取り憑かれた著者が、その効能を説き、獅子文六、小林秀雄、石原慎太郎ら文士との交友を綴る。そして、…
2016/3/31 刊行
微苦笑の人
小谷野敦 著
文壇の紳士録に必ず載るような存在でありながら、今日ほとんどかえりみられることがなくなった作家、久米正雄。なぜそうなったのか。その人生と作品分析をとおし、明治大正昭和の、日…
2016/3/25 刊行
「馬鹿正直」の人生
小谷野敦 著
嘘いつわりが嫌いで、文士仲間から重症の正直病患者といわれ、世渡りが下手だった里見弴。明治・大正・昭和の文学界を悠然と歩み去った大作家初の本格的評伝。作品総覧、人物索引付よ…
2016/3/25 刊行
太平洋発火
大石英司 著
ロサンゼルスで、ある事件が白昼に起こる。祖国で巨額の横領を働いた男に、中国特殊部隊〝ドラゴン・スカル〟が接触したのだ。彼らは米国へ逃げた人物の奪還を任務としていたが、この…
2016/3/25 刊行
湯川豊 著
宮本常一、吉田健一、開高健、ヘミングウェイ、中島敦……。旅をすることにより、生き、書いた人々。文学者のみならず、登山家、冒険家、釣り人たち18人が遺した旅の記憶を読み解く…
2016/3/25 刊行
司悠司 著
小猿から太閤へと上り詰めた秀吉、そして天下を統一した家康。二人は忍者だった――。秀吉は長年仕えた信長暗殺を決意し、竹中半兵衛・石川五右衛門・蜂須賀小六らの精鋭とともに本能…
2016/3/25 刊行
安倍源基 著
警視庁初代特高部長であり、終戦内閣の内務大臣を務めた著者が、警察官僚だからこそ知り得た情報をもとに、五・一五事件、血盟団事件、共産党リンチ事件、二・二六事件などのテロ事件…
2016/3/25 刊行
磯部浅一 著
「天皇陛下 何と云う御失政でありますか」「皇祖皇宗に御あやまりなされませ」。貧富の格差に憤り国家改造を目指して蹶起した二・二六事件の指導者が獄中で綴った、叫びにも似た言葉…
2016/3/25 刊行
金子光晴老境随想
金子光晴 著
じぶんの歩いてきた路すじのあやまちを、それそこに石がある、こちらに木の根があると、知らせたい気持ちでいっぱいだからである(「青春について」)。恋愛について、反抗について……
2016/3/25 刊行
Crimson
矢月秀作 著
嶺藤がクリムゾンに拉致された! レインボーテレビに監禁された嶺藤救出のため潜伏中の奥多摩から向かう日向に、最凶最悪の敵・クリムゾンが真っ向から立ちはだかる。ついに明らかに…
2016/3/25 刊行
喜多喜久 著
大学で暗躍する『互助組合』の謎。反応を掻き混ぜる以外に使い道のない《スターラー盗難事件》。切断された銅像と雪の上の足跡。そして今回、Mr.キュリーこと沖野春彦がなんと被害…
2016/3/25 刊行
南海蒼空戦記番外篇
横山信義 著
戦艦に憧れ、自分の手で強力な戦艦を作りたくて海軍の造船士官となった男・山内誠は、最強の戦艦となる一号艦(大和)の担当を命じられたときには、天にも昇る心地だった。だが昭和一…
2016/3/25 刊行
蓮華君の不幸な夏休み番外篇8
海原育人 著
ノラ能力者狩りも一休み、亘理さんのリクエストでポトフの材料を買いに出た蓮華はなぜかスーパーで強盗の人質になっていた!? そこにはあの髭のOLこと火曜日の各務さんもいて………
2016/3/25 刊行
絵画魔術師トルフカ・ミットの旅路
夏橋渡 著
若き日の探検家の夢破れて、盗掘で糊口をしのぐエーシュ。ある日、商会に売り込んだ金塊が忽然と姿を消し、お尋ね者となってしまう。そこに現れた少年と女剣士が、魔法の絵画の仕業だ…
2016/3/25 刊行
神様は突然やってくる
天堂里砂 著
水の神・縹と、豊穣の神・萌葱という美形の神様に気に入られた高校生の青葉は、彼らの地元で開催される夏祭りに行くことに。思わぬにぎわいに驚く青葉だが、途中迷子になったという幼…
2016/3/25 刊行
愛川晶 著
有名レストランが企画した、暗闇の中で最高の味覚を愉しむディナー「ヤミレス」。そのテーブルについた有名画家・胡堂佑磨が、食事の最中に刺殺された。護衛のために同席していた新米…
2016/3/25 刊行
第Ⅲ部 動乱の序章5
茅田砂胡 著
隣国の版図拡大をおそれるタンガ・パラスト両国王。彼らは、デルフィニア王妃暗殺を密かにファロット一族へ依頼した。暗殺集団の威信にかけ最強の術者を送り出すファロット一族――コ…
2016/3/25 刊行
権威の象徴か、実戦の要塞か
一坂太郎 著
長い眠りについていた城郭が、ふたたび戦場となる時が来た。外国船からの防備のために五稜郭や品川台場など、西洋式の要塞が建造される。幕長戦争から戊辰戦争にかけては、小倉城や姫…
2016/3/11 刊行
矛盾の中に生きる
串田久治 著
儒教は、統治の基礎を個人の知的修養にもとづく秩序正しい家庭に置いていたため、近代に至るまで、為政者によって盛んに利用されてきた。それゆえ、個人を犠牲にし、家族よりも国家を…
2016/3/11 刊行
サラリーマン最強の蓄財術
大村大次郎 著
○なぜ若くして持ち家が? ○年金を自分で増やす方法 ○自治体の制度を使い倒せ ○上手な「借金術」……税務署員は決して高くはない給料で、裕福な生活をしている。なぜなら彼らは…
2016/3/11 刊行
瀧羽麻子/松田青子/山下澄人/斉藤弥世/…
<連載長編小説>■柴崎友香「千の扉」■前田司郎「異常探偵 宇宙船」■瀧羽麻子「松ノ内家の居候」■山下澄人「壁抜けの谷」<短期連載小説全3回>■広小路尚祈「芸術のおっさん」…
2016/3/1 刊行