司馬遼太郎 著
「野蛮の勃興こそ歴史の跳躍台である」。文明が衰退した明とそれに挑戦する女真との間に激しい攻防戦が始まった。世界史を切り開く動乱に翻弄される韃靼公主アビアと平戸武士桂庄助を…
2015/9/26 刊行
司馬遼太郎 著
なぜか九州平戸島に漂着した韃靼公主を送って、謎多いその故国に赴く平戸武士桂庄助の前途になにが待ちかまえていたか。「十七世紀の歴史が裂けてゆく時期」に出会った二人の愛の行方…
2015/9/26 刊行
新堂冬樹 著
五人の女性を同時に愛する長谷川翼。その男、無垢な悪魔か、邪悪な天使か――。花店「花言葉」の店長・長谷川翼は、その生い立ちゆえ自然に複数の女性を愛することが出来た。現在も十…
2015/9/25 刊行
岡本かの子 著
夫の放蕩に悩まされ精神を患ったかの子は、仏の道に救いを見いだした。自分と他人、愛と憎しみ、出会いと別れ、そして死……人生の様々な局面は仏心によって切り抜けられると、自らの…
2015/9/25 刊行
銀翼少女達の逡巡
榊一郎 著
零戦五二型の『エッセンス・モデル』に選ばれた澪を守るため、指揮官となり共に戦うことを選んだ将一郎。同じ零戦二一型の海咲とチームを組み次にまみえた敵は、アメリカが誇る『双胴…
2015/9/25 刊行
セクメトⅡ
太田忠司 著
私立篤風高校で起きた残虐な殺人事件。被害者は扼殺されたあと、内臓を抜かれていた。半年前の事件の影響で本庁から葛飾署に左遷された和賀も現場に急行する。被害者が残した謎の言葉…
2015/9/25 刊行
空なき世界〈アルミナ〉
九条菜月 著
青葉荘の仲間と合流して、地球に帰るため「上」に移動した真琴だが、門の不具合で足止めされる。真琴の父・灰の友人である国王に王宮にかくまわれ、門の復旧を待つ。そこで起きた国王…
2015/9/25 刊行
小和田哲男 著
戦国時代とはどういう時代だったのか。北条早雲、斎藤道三らの下剋上、そして謙信、信玄、信長ら歴史的な個性の活躍。戦国武将をとりまく状況、組織を、確かな史料から読みとり、身分…
2015/9/25 刊行
壊れたラジオを聞く老女
宮沢龍生 著
田舎の屋敷で不可思議なモノに遭遇した理理花は、その後、普通の日常を取り戻していた。そんな彼女の平穏は、顔だけが取り柄の傲岸不遜で忌々しい男・草月の登場で終わりを遂げる。彼…
2015/9/25 刊行
石射猪太郎 著
満州事変時の吉林総領事、上海事変直後の上海総領事、そして日中戦争勃発時の東亜局長と、悪化の一途を辿った日中関係の最前線にあって、軍部独走に抗しつつ和平の道を模索しつつも、…
2015/9/25 刊行
徳川夢声 著
活動写真の弁士を皮切りに、子役時代の高峰秀子らと映画で共演するなど昭和を代表する芸能人であり、文筆家としても知られた著者が、真珠湾攻撃から東京大空襲にいたる約三年半の日々…
2015/9/25 刊行
第Ⅱ部 異郷の煌姫2
茅田砂胡 著
騎士バルロが出撃する。叔父のマグダネル卿を討つために――。国内に争乱を呼ぶサヴォア一族の内紛とは、主家失脚をたくらむ卿と、その陰謀を阻止せんとするバルロの対立であった。卿…
2015/9/25 刊行
ヤスパース 著 小倉志祥/林田新二/渡辺…
「実存哲学」は専門知を利用しながらそれを超えた思惟と説き、その思惟を手にして人は人になるとする現代「実存主義」の基礎文献。
2015/9/11 刊行
学校が変わる「苦情対応術」
関根眞一 著
めちゃくちゃな苦情・クレームをするモンスターペアレントの登場に、教育現場は大混乱……それって本当? 少子化時代の保護者と向き合わない教師や学校側にこそ原因が、と喝破するの…
2015/9/11 刊行
島田裕巳 著
日蓮は単行本およそ六冊分にも及ぶ論考、手紙を残している。中世において彼ほど顔の見える人物はいない。なぜ流罪になったのかと自問する日蓮。愛児を失った母親へ情愛のこもった手紙…
2015/9/11 刊行
朝比奈あすか/木村紅美/長嶋有/山下澄人…
<連載長編小説>■朝比奈あすか「少女は花の肌をむく」■木村紅美「まっぷたつの先生」■長嶋有「三の隣は五号室」■山下澄人「壁抜けの谷」<連作短編小説>■松田青子「おばちゃん…
2015/9/1 刊行