安藤憲一 著
高校卒業四十周年を記念して同期会のアルバムが送られてきた。そこに記されていた、ある女性の死。初老の男性主人公の思いは半世紀へと飛ぶ。勝ち気で、それでいて儚げで繊細な一少女…
2014/6/25 刊行
死闘篇2
横山信義 著
ソロモン諸島からの撤退は、日本軍に新鋭機F6Fによるラバウル・マーシャルへの大規模空襲をもたらした。さらに、米軍はミシガン級戦艦に加え、米軍最速の新鋭戦艦ミズーリ級を竣工…
2014/6/25 刊行
柳蒼二郎 著
幼少期、両親を火事で亡くした新門辰五郎は、町火消十番「を」組の頭取・町田仁右衛門に引き取られる。火消や喧嘩の仲裁で男を上げ、遂に「を」組を継承。その名を慕い国定忠治ら名だ…
2014/6/25 刊行
宇野千代 著
大正、昭和初期の流行作家である芥川龍之介や菊池寛などが集まるレストランで十八日間だけ働いた宇野千代は、後に自らも筆を執り、女流作家の地位を確かなものにしていく……。尾崎士…
2014/6/25 刊行
柳宗悦 著
「蒐集はものへの情愛である」「愚かなものを蒐集してはならない」「高い代価なるが故にものを誇るのは浅はかな趣味である」……。民藝運動の創始者であり、日本民藝館の創立者である…
2014/6/25 刊行
柳蒼二郎 著
時は明暦。家康がもたらした太平の世が次第に息苦しさを増す中、幕府の将来を憂慮した知恵伊豆こと老中・松平信綱は、江戸全体を陥れる、無謀かつ非情な陰謀を企てた。一方、信綱と因…
2014/6/25 刊行
富樫倫太郎 著
常勝武田軍を、鬼神の如く翻弄した長尾景虎。だがその強さゆえ、今川、武田、北条を一挙に敵に回し、第二次川中島の戦いでは敗北してしまう。さらに重臣との衝突に倦んだ彼は、突如高…
2014/6/25 刊行
富樫倫太郎 著
信濃の守護・小笠原長時との戦で、窮地に陥った武田軍を、自らの軍配で救い、無敵の軍団に変貌させた山本勘助。一方、曾我冬之助は、予測不能な天才・長尾景虎の軍配者となった。だが…
2014/6/25 刊行
中島京子 著
43歳シングル女子、まさかの転機に直面す――無情な肩たたきの憂き目に遭って、会社員からアパート管理人に転身した茜。昭和の香り漂う「花桃館」の住人は、揃いも揃ってへんてこで…
2014/6/25 刊行
朔月京物の怪語り
沙藤菫 著
物の怪が跋扈する都の貸し物屋、登花楼に持ち込まれる次の依頼とは? 登花楼の主・桃花と武闘派・青葉、ふたりの過去が明らかになる。登花楼で正式に働き始めた伊織は、物の怪の依頼…
2014/6/25 刊行
ナイトランナーⅠ
リン・フルエリン 著 浜名那奈 訳
「サージルは――サージルは拷問を受けるんでしょうか?」「それは容疑の内容によると思うが」「執行吏は反逆罪だって言ってました」「ああ。それなら大いにあり得る」「くそったれ、…
2014/6/25 刊行
ナイトランナーⅠ
リン・フルエリン 著 浜名那奈 訳
「あいつの血から、最後の一滴まで毒を抜き取ってやった。すぐによくなる」「アコテアだったのですか?」「まさしくアコテアだ。珍しい毒で、効き目がすさまじい。おそらく、そいつが…
2014/6/25 刊行
ナイトランナーⅠ
リン・フルエリン 著 浜名那奈 訳
「あなたはぼくのことをほとんど知りません。どうしてぼくなんかを連れて行こうとするんです?」「確かにわたしはお前を知らない。おそらく、お前を見ていると思い出すせいだろう――…
2014/6/25 刊行
ガテラルデイズ
あやめゆう 著
世界の《外側》に独りきり。 それでいいし、そうあるべきだ。 なのに、なんだって僕はこんなに焦って夜の街中を走り回っているのか。他人の思考が読めてしまう異能の発現に、一野…
2014/6/25 刊行
龍睛の刻1
千葉暁 著
皇帝戴冠一〇周年が近づくにつれ《正統ロタール=エリダーヌ帝国》の皇都ヘロースは賑わいを深めていく。レクミラーは記念式典最大の催しである《操兵闘技大会》に、臣下たちが誰も予…
2014/6/25 刊行
佐々木譲 著
昭和十七年、日本軍はシンガポールを占領し、昭南島と改名した。過酷な軍政を敷く帝国軍に華僑は抵抗する。戦争という歴史の歯車が軋みを上げる中、己の存在に悩む光前はついに決断す…
2014/6/25 刊行
確率の経営とは何か
原田勉 著
日本経済再生の鍵とされるイノベーション。だが、膨大なお金と時間をつぎ込んでも革新的な技術やサービスが生まれるとは限らず、現実には失敗に終わる可能性が高い。イノベーションを…
2014/6/13 刊行
職場から友人・知人、夫婦関係まで
繁桝江里 著
人は自分について否定的な言葉を聞きたくない。だが「ダメ出し」、つまり悪いところを指摘することは、実は相手に良い影響を与える。それは、子どもの頃を思い返せば理解できるだろう…
2014/6/13 刊行
高野登 著
リッツ・カールトンの、ホテルとして世界最高峰のサービスは、実は創業時に示されたビジョンとミッションに基づいて綿密につくりあげられた「型」に支えられている。あいさつ、声がけ…
2014/6/13 刊行
福島大、岩手大、東北大の光と影
中井浩一 著
「地方国立大学不要論」を払拭すべく、法人化後の大学はここぞの危機で社会貢献ができるよう地域の中核的存在をめざしてきた。震災前からの中長期の改革の流れを視野に入れながら、個…
2014/6/13 刊行
食べる「法話」十二ヵ月
青江覚峰 著
法話と料理で十二ヵ月をたどり、「食」を考える仏教×料理エッセイ。著者はアメリカでMBA取得後にお寺を継いだ、異色の料理僧。住職の傍ら、若手僧侶によるサイト「彼岸寺」創設や…
2014/6/13 刊行